- 名前
- ぱすかる
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- 中身は40代。 気が弱く臆病だが、ココロは獰猛。
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トラウマ その2
2011年11月29日 10:11
トラウマは誰にでもある、オレもあった。
日常生活に支障あるなしが濃淡だ。解決できないトラウマがひとつある。
トラウマがあることすら意識できないものだ。無意識のトラウマだ。たいがいはトラウマがあると意識できる、だから困ることになっている。これは解決できる。
病巣がはっきりわかっているから、解決、克服できる。
当人で解決できない、無意識のトラウマは、物心つく以前に起こっている。つまり、3歳未満で起こっている。
3歳未満で幼児虐待に遭っている。物心つく前の話だから当人には意識できない。
これが成長するにしたがい、同じく幼児虐待を始める。
小さな生まれて間もない子犬が、子供に虐められると、犬も成長すると学童子や子供に必ず吠える。必ずだ。
殺人鬼とかヒットマンとか暗殺者とか、人の陰の部分で仕事をするものたち、あるいは軍隊で人を殺すことに喜びを覚えるものたちは、だいたい幼児虐待の犠牲者であることが多い。
不運としか言いようがない。当人ではどうしようもない。意識できないのだから。
もう一つ解決できるトラウマ、これは通例の意識できるトラウマだ。これがほとんどだろう。
これは解決できる。
心理療法士や精神科医がいれば、つまり伴走者がいれば、楽だろうが、いなくても解決できる。
意識できているのだから。病巣がどこにあるのかわかっている。
ただ、苦しい。苦しくてじっとしていられない。
いいか、ここが大事だ。
あなたのトラウマの執刀医はあなたの理性だ。
じゃあ、あなたの理性を検証しよう、
自分の名前が書けるか?普通の会話が成り立っているか?自分で書いた文章が自分で読んで意味が通じるか?
できていれば、健全だ。
あなたの心の痛い部分にメスを入れる。メスはコトバだ。理性が健全であればメスは大丈夫だ。
メスで一つ一つ病巣を切開していく。言い換えると痛い部分をコトバで叙述していく。
痛いから涙も出るだろう、吐き気が出るかもしれない。
少しずつ少しずつ焦らないで切開していくことだ。苦しくなったら、疲れたなら、休めばいい。
メスで痛い部分を叙述していると、つまりい、闇を表にしていくと、病巣をコトバにしていった部分だけモノになる。形あるモノになる。
ということは、病巣の一部分が外に出たことになる。
これを時間をかけてゆっくりやる。ゆっくりだ。
オペは焦ってはいけない。
1ヶ月かかってもいい、2ヶ月かもしれない。
全部病巣が外に出たとき、トラウマは消えている。
オイ、あなたの執刀医を信じることだ。オペの成否を分ける。
あなたに文才があれば芥川賞もんだぞ。病巣は文学記念館に収まる。
たとえば、漱石の心やドストエフスキーの罪と罰、あれは彼らの病巣なのだ。
いったん外に出た病巣は誰にも楽しめる、あなたにもだ。
病巣、別名、エイリアンとも言う。
オレか、病巣がなくなってしまったおかげで、まんこがことのほか大好物になってしまったな。今日は刺身にして食おうか。
どうだ。
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