- 名前
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- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「蝉しぐれ」
2006年05月31日 23:10
8/10点!!市川染五郎主演。木村佳乃、緒形拳他。舞台は東北の小藩「海坂藩」。下級武士である養父のもとで成長する牧文四郎(市川染五郎)。父(緒形拳)は藩の派閥抗争に巻き込まれ、冤罪によって切腹を命じられる。その後、謀反をおこした父の子として数々の試練が待ち受けるが、幼馴染たちの助けと、剣の鍛錬によって日々を質素に、そして懸命に母(原田美枝子)とともに生きる。ある日、筆頭家老から牧家の名誉回復を言い渡される。しかし、これには深い陰謀が隠されていた。文四郎は、藩主側室となり派閥抗争に巻き込まれた初恋の人・ふく(木村佳乃)を命懸けで助け出すことになる。その時、海坂藩には、悲しみをつんざく蝉の声が、いつまでも鳴き響いていた・・・。人々が自然の厳しさに耐え、自然とともに生きていた時代の美しさと、「情緒あふれる」とはこのことだな、と感じさせてくれるゆったりした人々の生活と美しい四季の風景でした。少年時代の文四郎とふくを演じている石田卓也と佐津川愛美の演技がとても真っ直ぐで清々しさもあり、緒形拳と並んでいても引けをとらないほど素晴らしくてこの二人の演技があったからこそ、この映画は成功したんじゃないかと思いました。前半はとても丁寧に描かれていて良かったんですけど、後半は物語を無理やりまとめた感があり、いきなり○年飛んでいたりして、きっと原作ではそんなことないんだろうなぁと思って観ていました。(まだ原作読んでません。)最初は淡い想いだった恋心も年月とともに募っていってしかし、それは叶うことのないもので、言葉に出してしまえば、気持ちが溢れてしまうけれど、伝えずにはいられない想いみたいなのを表した「忘れようと、忘れ果てようとしても、忘れられるものではございません。」というラストのシーンはやっぱり号泣。秀作ではあると思うけれど、ラストまで丁寧に描いてくれてればもっと良かったかなぁ。2005年公開。
このデジログへのコメント
原作も泣けますよー
>うっき、うきさん
原作読まないと細かいところわからないですよね。読みたいかも。
>taichiさん
NO1とはすごいですね。でもやっぱり原作にはかなわないんだぁ。
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