- 名前
- callo
- 性別
- ♂
- 年齢
- 58歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- ドキドキさがして ときどき うろうろ・・・
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なぜキミはあれほどきっぱりと世界を断ち切って改札の向こうへ行けてしまうんだろう?
2009年08月16日 23:48
池尻でおなかがいっぱいになったので、
地下鉄を乗り継ぎ、
いつものバーの
カウンターに、座り、
終電までの時間を過ごす。
いつものバーテンダー、いて
ドラフト麦酒の、樽の交換時、
誤って泡をypに飛ばしてしまう
なんだかあまり不味いこととも思っていないようなので、
「キミ、昨日、赤坂で女の子と呑んでた?」
と、ひと言投げ掛けると、ツボだったのか?
いきなり平身低頭
長髪の束ね方も、いつもと違うし
けど、あまりケバい子ぢゃなくて、
あの慌てぶりから考えると
恐らく、客の誰かをひっかけた、ってところだろう。
で、それもあまり上手くいかず、ってところか。
ypと
呑みながら、あれこれ、旅行の予定について
話す。
でも、こないだ、みたいに、全然ドキドキしなかったのは、
なぜなんだろう?
右と左が入れ替わったせい?
音がよくききとれず、
あの子がささやくように語る言葉が、
よく判明しないから、か。
その他は、
あいかわらず、老人とのランチの話
交換日記の話
後はゲームに夢中
何か、真剣に言葉を交わすことへの
どことなく、の抵抗感、だろうか?
また、最初の一歩から、という徒労感
ぼくが、とても粗野な男で
キミの意志や気持ちや、計算や、
そういうことをすっとばして、
境界線を越えてキミに近付いたなら、
キミはいったい、
どんな顔をして
ボクを見つめるのだろう?
例えば、それが
ベッドの上と下で
あったりしたら・・・?
ボクを嫌いになる、なんて、
云ってるだけぢゃ、
とても済まないことが
わかりきっていても
キミはきっと、
落ち着き払っている、ような気もする
ボクが、濡れないままのキミを
抱くことなんて、
ありえない、って
多寡をくくる、
その程度の度胸は、
持ち合わせているんだろうから。
でも、それだって、
100パーセント、
保証はないんだぜ?
というぐらい、
ボクのすることなんて、
恐ろしく不確定なもので
それはどこか、
ロシアン・ルーレットとか
行きずりの相手との、
コンドームのないセックスとか
そういうもんに、
似ているような気もする
11時を過ぎると、
決まって、シンデレラを気取るかのように、
とてつもなく眠そうな顔になっていき
仕方なく、そこに座りつづけることを
ボクは諦めます
おやすみさえ、云わないで
改札の向こうから
振り返る、こともなく、
ただひたすら
自分の部屋へと向かう、
その後姿に、
ボクは必死で
取っ手とか、
そんなつかみどころを
探してみるけれど
どこにも、
一点も、
そんなフックは、なくて
それを知っているから
いつもボクはキミを
見送ることをしないのだけれど、
今日は、なぜか、
その円い、後姿を
飽くことなく、
見つめ続けていたのだけれど、
酔っ払って
気持ちもハイだったんだろう
無事家に着いたことを知らせるメールには
ひとこと
「イェイ」
・・・欧米か?
・・・ふる。
このデジログへのコメント
今の距離感が彼女は心地良い感じなのかな。書き手側から読むと胸が詰まるけど…
> ちょこさん
そういう後姿に、何も感じないかというと、そうでもない、ということを綴ることで満足しちゃっているかもしれないという事だけ、情けないような気がしないでもないけれど、それが今のボクの現実。
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