- 名前
- みづき
- 性別
- ♀
- 年齢
- 47歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 専業主婦でヒマしてます。都内に引っ越してきたばかりなので、友達を作りたいです。
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【その男凶暴につき】
2009年06月05日 09:00
実は北野映画とは最初の出会い方を失敗していまして、その後ずーーーっと敬遠してましたww
諸悪の根源の映画は「みんな~やってるか~」というやつなんですがww
知り合いに「素晴らしいから見てごらんよ」といわれ、見ないのも失礼だからと言って見たのが「座頭市」
素晴らしかったですね。ほんと。
殺陣が美しく、意匠が美しく、時代劇なのにエンターテイメントの取り込み方が半端なく美しい。
たけしの金髪が全く気にならないほど、「すばらしい」の一言でした。
それから「キッズリターン」を見て、青春に涙し、その次に見たのがコレ。
私が子供の頃暴力シーンがきついとかで、見てはイケナイ映画だったように思います。
本来「仁義なき戦い」の深作欣治監督が撮る予定だったと聞いて、納得。この題材なら全然深作作品だわw
でも、北野映画の入り口がここだとするならば、この監督交代劇がのちの「世界のキタノ」を作るきっかけとなったのだから、運命ってうまいように出来てるなと思いますね。
さて、子供の頃の前評判にたがわず、殴る、蹴る、脅す、ナイフで切る、発砲する・・・。
どんどん画面は血まみれになっていくんだけど、実際に一番血まみれなのは、たけし演じる刑事・東の心。
シャブ漬けにされた最愛の妹(川上麻衣子)を自分の手で撃ち殺すシーンは残虐な中に、静謐な清らかさと悲しみに満ち溢れています。
全編のどこかに感じる暴力とは裏腹な悲しげなアイロニー。
全く持ってハッピーエンドではないし後味が悪いのに、とても惹きつけられる映画です。
このデジログへのコメント
「みんな~」からじゃあ確かに。
「キッズリターン」、やりきれない気持ちになりながら何度も見たなぁ。
そっか~、リアルタイムで見ていないのだね。
今見たら、また違って見えるのかもしれないなぁ~。
今ひとつ北野作品は乗り切れません。
今はもう才能が枯渇しちゃったのかなぁ。
> レイさん
未見なんですよ。気になってるんですが、題材がサーフィンってところがイマイチ食いつけないところです。
好き嫌いダメですね。
> ひげひげさん
北野映画はほんとうに優劣がハッキリしてるんですよね。今となってはもう予想つくけど、ほんと最初はわからずにダメでしたねー^^;
> レノンさん
表層的にはとても過激なんですけど、根底に流れてるのが「優しさ」ですよね。私も人間性は本当に大好き。人としても笑いの巨匠としても。
彼の歌もすごくいいですよ。
> エニフさん
リアルタイムでは見てないです。子どもには難しすぎますからねw
自分の成熟度が上がるたびに見る印象って変わりますよね。映画って。
> 公爵さん
期待することは、感情のゆさぶりですね。ストーリーに入り込めばそれだけいろいろな感情にぶつかります。登場人物の。キャストの、監督の。間接的にでも接する事で自分の栄養になります。
> とめおさん
私も最近の作品にはあまり揺さぶられませんね。ただ、「アキレスと亀」は少し見てみたい気もします。
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