- 名前
- 絵梨菜
- 性別
- ♀
- 年齢
- 55歳
- 住所
- 京都
- 自己紹介
- 小柄なのでいつも若くみられます。^^ 楽しくメールできる方、待ってます。
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花の季節に。。。
2009年03月29日 01:01
母の元へ。。。
母の同級生が訪ねてきた。
毎年、この時期になると京都観光へやってくるらしく
ついでにと立ち寄ってくれる。
位牌は兄の家にあるので、先に立ち寄ってお参りをしてから
我が家へやってきてくれる。
「お兄さんのとこも寄るけど。えりちゃんのところへも寄りたいのよね。」
「えりちゃん。お母さんに似てきたねぇ。」
優しい言葉は、その人の心を写して。。
女学校以来の友人というから、もう何年の付き合いになるのだろうか?
生前も母の元へ毎年やってきていた。
母が亡くなってからも変わらずに。。。
ふと。。。
聞いてみたくなった。
「母と父。なんで結婚したんでしょうか?」
「お見合いだよ。昔のことだからね。親の言うなり(笑)」
「父はその頃からお酒浸りだったようなんですが。」
「みたいだねぇ。。隠していたのじゃない?」
「ご飯とか一緒に食べたりしなかったんですかねぇ。」
「今の人と違って、デートとかしないからねぇ。あまり。」
「よく結婚したなぁ。と思ったりもして(笑)」
「だねぇ。。私も同じようなものだよ。尤も、私は10年持たなかったけどねぇ。(笑)」
(母も早くに決断すれば苦労しなかったろうに。。)
「そうそう。」
「はい?」
「映画行ったとかいってたね。婚約中に。」
「ほう。」
(どんな映画を見たことやら。。。)
「キャラメルくれたって。映画館で。」
「ほほう。。。」
「で。ああ優しい人だな。って結婚を決めたっていってたよ。」
「お菓子につられたか。(笑)」
「あははは。まぁ、それだけじゃないんだろけどね。」
(キャラメル一個と人生を引き換えにしたか。(苦笑))
「愛人いたの知ってましすね。」
「お父さんにでしょ。いたらしいねぇ」
「会いにいこうかなって思ってるんです。」
「なんでまた。。今頃になって。」
「父のこと知りたくなって。」
「ずっと一緒に暮らしていてもわからなかった?」
「理解できない人だったから。」
(正確には、「理解しようとしなかった」だけど。)
「その人。覚えているのかな?お父さんのこと。」
「わかりません。思い出したくないかもしれません」
「そだねぇ。もう随分昔のことだからねぇ。」
「ですよねぇ。随分。。。経ってますからねぇ」
(時計が止まったままなのは私だけ。)
「反対はしないよ。会ってみるのもいいかもしれない」
「今更って気もせんでもないのですが。。」
「えりちゃんが納得できるのなら、会ってみるのもいいとは思うよ。」
「なんか。。。このままでは、母の所へ行けないような気がして。」
「まぁ。まだ、お母さんのところへ行くには早いな。私が先だよ。(笑)」
会いに行くなとも会いに行けとも、その人は言わなかった。
「えりちゃんの好きなようにするのが、一番だよ。
悩みなさい。大人なんだから。」
そういって優しい眼差しをくれた。
大人なんだから。。。
大人の判断が出来るようなら、悩みはしないのだけど。。。
未熟な私は、心の鬼と向き合っている。
このデジログへのコメント
> hayatoさん
ありがとう。
大丈夫。一人で会いに行けます。
心の鬼が静かな頃に。。。
だぶん。。。
> rousillonさん
キャラメルの甘さに騙されてみたい春もあり。
鬼はきっと。。
黙ってキャラメルをなめているだけでしょうね。
> ゆきおさん
ありがとう。
ケジメをつけに行ってみようと思います。
結果がどうあれ、悔いは残したくないですから。。。
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