- 名前
- 絵梨菜
- 性別
- ♀
- 年齢
- 55歳
- 住所
- 京都
- 自己紹介
- 小柄なのでいつも若くみられます。^^ 楽しくメールできる方、待ってます。
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過去への旅(父を捜して。。。)表
2009年03月16日 20:16
デジログに両親のことを書きました。
コメントを沢山もらいました。
本当は。
父のことをよく知らないのです。
愛人がいて、アルコール依存症で、暴力を奮う。
それ以上は、わからない。
小さい頃から、父を嫌っていた私は、父との会話を全くしなかった。
母親が亡くなってから三年間、認知症を患っている父の面倒をみましたが、その間も会話らしい会話はしていない。
施設に預けていても病院に入院していても父は周りの人とトラブルを起こした。
看護士さんを殴る。同室の人を怒鳴りつける。わけもなく急に暴れる。
その度に呼び出されて頭を下げた。
まぁ。そんなことは大して苦痛ではないけれど。
最後まで父は私に「ありがとう」の一言さえも言わなかった。
感謝されても困るけれど。。。
大嫌いな人の世話をする。着替えをさせて、お風呂に入れて。ご飯を食べさせて。
それが一番の苦痛だった。思い出したくもない。。。
死んだとき。ほっとした。これは正直な気持ちです。
「やっと。こいつから解放される。」
ログを書いているうちに、どうした訳か。
父の心の闇を知りたくなった。
幼い頃の父。若い頃の父。
愛人はいた。長い付き合いだったのだが、結婚する前から付き合っていたのか。
なぜ、母と一緒になったのか。
アルコール依存になった訳。
知りたいことができた。
父を認めたわけではないけれど。。。
父は平凡な家庭の二男として育っている。
祖母(父の母)のことは良く知っている。
私たちに優しくしてくれたおばあちゃん。
いつでも母の味方だった人。
「苦労かけてすまないねぇ。」
死ぬまで父のことを謝っていた。
京都の北白川に、父の兄がいる。
北白川のおじさんは、母や私たちの相談相手。
今日。
北白川まで車を走らせる。
「おとうちゃんのこと。少し聞きたいと思って。。」
「あら?めずらしいな。」
突然訪ねて来た姪を笑顔で迎えてくれた。
「私、おとうちゃんのことよう知らんねん。」
「そうか。よう面倒みてたやん。嫌いや嫌いやいいながら。」
「嫌いやよ。今でも。。」
「ははは。あかん父親やったからなぁ」
「お父ちゃん。なんであんなむちゃくちゃな飲み方してたんやろ」
「おじさんもようわからんのよ。若い頃は頭のええ、まじめな男やったんやで。」
「仕事とかしんどくてかな?」
「さあなぁ。お酒ばかり飲むようになって仕事も長続きせんようになったけどなぁ。」
「おかあちゃんと一緒になたっ時は、もうアル中やったん?」
「うむ。おかあちゃんには、悪いことしたわ。所帯持ったらマシになるやろって結婚すすめたんやが。」
「しゃあないよ。おっちゃんのせいやない。」
「ひなさんっておったやん」
「うん?ひなさん。。?」
「うん。愛人さぁ。」
「ああ。あの人か。」
「おかあちゃんと一緒になる前からいてたん?」
「いやぁ。そんな女おるんやったら結婚させへんかったよ。」
「そらそうやな。」
「いつ頃からできたんかは、おじさんも知らんのよ。ひょっとしたら結婚する前からおったのかもしれんなぁ。」
「お兄ィのこと考えるとそうかもしれんな。」
「えりちゃん。知ってたんか。。。」
「うん。おかあちゃんは、隠し事しいひんかったし。お兄ィもユキちゃんも知ってたよ。」
「そうかぁ。」
「えりちゃんが、●●のこと話するなんて。」
「なんか知りたくなってな。」
「あいつ何考えてるかわからんところがあってなぁ。」
「私のこと嫌いやったんやろなぁ。」
「それはないよ。」
「かわいがってもらった記憶がない。」
「。。。。」
「ランドセルもサンタのプレゼントもおっちゃんが買ってくれたやん。」
「そやったっけ?」
「そやで。ユキに間違って赤いランドセル送ってくれて。」
「ああ。後で慌てたな。(笑)」
「おかあちゃんのこと。どう思ってたんやろ。」
「甘えてたんとちゃうか。見栄っぱりで、空意地ばかり張ってたからな。」
「そやな。。。」
「殴られても怒鳴られても黙って聞いてはったしな。」
「なんで。黙って受け入れてたんやろ。」
「さぁなぁ。。。夫婦のことはわからんて。えりちゃんは辛い思いしたけどねぇ。」
「そうでもないよ。おかあちゃん。おったしな。おっちゃんもおばぁちゃんもいたし。」
「ごめんなぁ。力になれんで。」
「そんな。。昔のことやし。謝らんといてな。」
「こんなして、訪ねてくれたってことは、えりちゃんも少しはおとうちゃんのこと許せるようになったんかいなぁ。」
「どやろなぁ。認めてはいないんよ。まだ。あかんわ。」
「そうか。。そらそうやろな。。」
「うん。けど。」
「うん。」
「どんな人やったんか。ちょっとだけ知りたくなった。」
「そうか。たいした進歩やな。」
「そうでもないで。相変わらず嫌いやし。」
「折角、訪ねてくれたのに。チアキ(娘)もおらんで堪忍やで。」
「ええんよ。おっちゃんと話たかったから。」
「また。会いに来てや。あいつのことあんまり話せんで悪いけど。」
「うんうん。また来るよ。」
「死なんうちに、またおいで。」
「なにいうてんの。近いしまたくるわ。」
「おとうちゃんの学生時代の友達って人。一度会ってみたらどうや。」
「そやなぁ。」
「住所わかるで。まだ、」義理堅く年賀状くれはるし。」
「そうか。連絡してみようかな。」
この旅が終わるころには、私は父を許せているのでしょうか。。。
このデジログへのコメント
親とはいえ、人対人だからね。
だけど大好きなお母さんが好きだった人だから少しでも認めたいね。
> rousillonさん
少しづつですかねぇ。
私があっちへ行く頃には、理解できてるのかな?
それとも今のままでしょうか。。
> hayatoさん
まさに!
父親失格者なので^^;
こんな父親にはならないで。
娘に死んでも嫌われてるなんて、
哀しすぎる。
> rcupさん
母が父のことを愛していたのか。子供のために父と暮らしていたのか。
好きな人と家庭を持っていたと思いたいですけどね。
子供の心としては複雑です。
> higurashiさん
今まで、目と心を閉ざしてきたものに、目をむけれるようになった。
コメントくれたみなさんのおかげだと思います。
> ヤットさん
自分探しの旅でもあるのですよねぇ。
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