- 名前
- 絵梨菜
- 性別
- ♀
- 年齢
- 55歳
- 住所
- 京都
- 自己紹介
- 小柄なのでいつも若くみられます。^^ 楽しくメールできる方、待ってます。
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クリサンセマム。。。
2011年03月17日 22:45
相方を亡くす前、クリサンセマムの苗を鉢植えにした。
二株買って、同じように植えたのだけど。
ひとつは、今満開で、15~20程の花を咲かせている。
もう片一方はというと、2,3個しか花を咲かせない。株の成長も悪い。
同じ条件で育てているのに、不思議だ。
成長が遅いだけなのか、ハズレ株だったのか。。。
愛してるとは言ってくれなかったけれど、
戦友だといってくれた相方はもういない。
寂しいけれど、泣いてばかりもいられない。
現実は現実として、しっかりと受け止めて生きて行くのも、
カタワレの務めかとも思ってみたりもする。
「僕もそろそろちゃんとした仕事さがさないとなぁ。」
「復学は、せんの?」
「もう6年も行ってないしなぁ。」
「そうか。。。まぁ。ボチボチやりなはれ。」
「ボチボチねぇ。。。」
そんな会話を交わした次の日、弟は、自らの命を消した。
「私は、幸せ者やよ。
「やさしい子供達に囲まれて。。。」
苦労ばかりしていた母は、最後までそんな言葉を呟いていた。
父と最後に交わした言葉は、なんだったっけ?
思いだせない。
尤も、認知症が進んでいたので、
会話らしきものができなかったのかもしれない。
ドラマのように、『ありがとう』『世話になったね』なんて
言葉などあろうはずもない。
相方の最後の言葉は。。。
「もう寝ます。おやすみなさい。」だった。
ゲーテのように『もっと光を!』でもなく、妻へのねぎらいの言葉でもなかったなぁ。。。
最後の最後は、言葉もなく、
病室に駆けつけてくれた、祖母と兄の顔をそっと見つめて、
静かに目を閉じた。
少し笑ったように思えたのは、私が勝手に後から美化したのかもしれない。
手を握ったのは、その後のように思える。
こちらもドラマのように行かないようで。。。
人の死を見送ることには、慣れてしまったけど。
人の死には、慣れっこになってはいけないと思う。
私は、ちゃんと送り人としての務めを果たして生きていけるのだろうか。。。
震災で、大変だった方々。。。
なにも力になれなくて申し訳ありません。
なんの役にも立たないとは思いますが、
母がいつもいっていた言葉を。。。
「止まない雨はない。」
このデジログへのコメント
> rousillonさん
花言葉のとおり、誠実な花は今日も元気に咲いてます。^^
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