「暗黒館の殺人」読了

土曜は、だらだらと寝て過ごしました。
もっとも1日中寝てたわけではなくて、文庫本4冊からなる「暗黒館の殺人」をようやく読み終えました。

感想を一言でいえば「金返せ」です。

メインのトリックは好きですが、それが分かったからといって犯人がわかるようにはなっていません。
ミステリーじゃなくて、館シリーズの外伝、というか、お話、という感じなら十分面白いのですが、推理小説としては失格です。初めから「館シリーズのお話」という予備知識があれば、とっても楽しい作品です。

そんなわけで、期待に胸膨らませて読んだ4冊目の解決編で、ここまでの長い苦労が報われる…ことがなかったのが残念です。

もっとも、世の中にはもっと残念な推理小説が溢れかえっているので、メインのトリックだけでも大したものだとは思います。

最後に、これだけはいえます：この作品は、それまでの館シリーズを読んだ人のために書かれたもので、「十角館」「迷路館」「時計館」「水車館」「黒猫館」などを読んだ後に読む方が楽しめます。

同じ文庫本4冊のミステリーでも二階堂黎人「人狼城の恐怖」はよかったです。

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今日の一言：「やばくなったら混乱させよ」
将棋でも、苦しい時は戦線拡大、といいます。ピンチの時は、どれがホントの問題点かわからなくなるようにしてしまう、というのは一種の高等戦術です♪
面接なんかでもアピールポイントを絞らず、あれもこれも、と話を広げると弱い所を突っ込まれない可能性があります。逆に有利の時は話を絞った方が得策です。

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本日の画像は、モンテールの「プリンを包んだクレープ」です。清水の舞台から飛び降りるつもりで（大げさな！）買いました。
なめらかプリンとカラメルソース、とあり、その通りです。プリンまんみたいにプリンが入っているとは思わないほうがいいです。あ、素人が作った固まらないプリン、に近いかも。
味の方はふつうに美味しいですが、もう少し「プリン」って食感がほしかったです。