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グリム兄弟の生い立ち
2008年03月18日 02:03
生い立ちに入る前にウラログの”ヘンゼルとグレーテル”
が世間の批判を背景に版を重ねるごとに変更にされましたが
その変遷の様子をご説明します。
初版の第1版から最終第7版めでに次の点が変更されました。
・兄妹を捨てる母親が、実母ではなく継母になっている。
・グレーテルが、魔女の家で魔法を身につける。
・父親は子捨てに反対するが、強行される。もしくは、
言いくるめられて黙認する。
・父親が不在。もしくは、物語の最初で死別する。
・物語の最後で、母親が雷に打たれて死ぬ。もしくは、
兄妹の帰宅時にすでに故人になっている。
・魔女の家がパンではなく、お菓子で出来ている。
(現在ではお菓子の家の方が一般的だが、元々はパンで
作られた家だった。壁がパンで、屋根はケーキもしくはクッキー、
窓は透き通った砂糖で出来ていたと記述されている。)
・決定版とされている第七版では、森から家に帰る際に川を
渡る時、鴨の背に乗るという別の伝承のエピソードが付け
加えられている。
・最後にかまどの中で魔女が死ぬシーンで、継母(実母)も一緒に
死ぬ。もしくは、魔女と継母(実母)が同一人物。
それではグリム兄弟の生い立ちについて
グリム童話は、グリム兄弟であるヤーコプとヴィルヘルムに
よって書かれたものです。
兄は1785年、弟は翌年、ドイツのハーナウという町に生まれ
ました。
他にも弟のカール、フェルディナント、ルートヴッヒや
妹のシャルロッテなど、6人兄弟でした。
母はドロテーア、父はフィリップといい、計8人の家族です。
父親はその町で弁護士や町役場の書記、行政司法官などを
勤めていました。
しかし当時の貧富の差は激しく、1796年に45歳であった
父のフィリップ・ヴィルヘルム・グリムは病死し、
苦労の日々を送ることになります。
この時、長男のヤーコプは11歳、ヴィルヘルム10歳、
カール9歳、フェルディナント8歳、ルートヴィヒ6歳、
シャルロッテはまだたったの3歳でした。
そしてそれから12年後、母のドロテーアも帰らぬ人となり、
長男、次男であるヤーコプとヴィルヘルムが
保護者がわりだったといいます。また、弟たちもそんな
2人の兄を慕い敬うという傾向にあったようです。
そして苦学しつつも名門大学を優秀な成績で卒業、
という大役を2人共に果たし、大学教授職に就いた後、
「ドイツ伝説集」「ドイツ文法」「ドイツ法律古事誌」
などを次々と出版していきました。
こうして様々な出版を重ね、ヤーコプとヴィルヘルムはついに
グリム童話を発表します。 1812年、兄弟はそれぞれ27歳と26歳
でした。
以上がグリム兄弟がグリム童話を発表
するまでの半生です。
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