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連結しました

2026年02月04日 16:30

連結しました

勢いでスノーモービルを購入した私



ちゃんとね、考えたんですよ



私がそのうちの1台に乗って、アンマサリクまで行く


そのスノーモービルは、そのままあげる


お仕事達成


そのうち吹雪は止む


村の人に協力してもらって、スノーモービルを取りに来る



という、なんとも浅はかですが現実的な考え



だって、全部寄付するわけですから


取りに来るくらい、協力してくれるでしょ



イチゴ「おじいちゃん、今から言う銀行の口座にお金を振り込んでくれる?現金で売ってくれるって」


おじいちゃん「ああ、もちろんだ。スチュワードにやらせよう。おい、スチュワード、ちょっと電話を替わってくれ、イチゴからだ」



そう話しながら、銀行口座を伝え



スチュワード「イチゴお嬢様、入金が済みました。確認をお願いします」


イチゴ「わかった」


イチゴ「どう?アプリで口座を確認できる?」


店員「ああ、確認できた。本当だったんだな」


イチゴ「5台買うって言ったでしょ?」


店員「ああ、悪かったよ。これでこのモービルは全部、あんたのものだ」



ものの5分後には、入金を確認した店員さんがスノーモービルを細かくチェック



店員「それで、どうするんだい?どれに乗っていく?」


イチゴ「どれが一番、簡単に動かせる?」


店員「それならコイツたちだ。ヤマハとそのポラリスが一番パワーがあって簡単だ」


イチゴ「私、日本人だからヤマハがいい」


店員「君の国のマシンか、わかった。燃料はサービスで満タン入れるけど
250キロも走れば燃料はカラだぜ。予備の燃料を持っていかないと、途中で動かない鉄くずになっちまう」


イチゴ「燃料って、ガソリン?」


店員「ああ。そのタンクなら30リットル入るけど、積んでも2つくらいだ。ギリギリたどり着くかどうかだな」


おじさん「なんだ、騒がしい。客でも来てるのか?」


店員「父さん。このお客さんスノーモービルを5台全部買ってくれたんだ。でも、アンマサリクまで自走するって言うからさ。予備の燃料をどう積むか話してたんだ」


おじさん改め、店員さんの父親「そうか。全部買ってくれたとか気前のいい話だ。ありがとう」


イチゴ「どういたしまして。私が行きたいアンマサリクで、スノーモービルが壊れちゃって買い物に行けないらしいの。だから、私がこのうちの1台で食べ物を届けたくて」


父親「それなら、2台連結すればいい。1時間あれば私がやってあげよう」


イチゴ「連結って?」


父親「スノーモービルを左右に2台繋げるんだ。荷物を運びたいときの技だ。私なら1時間もあれば、ここの資材でそれができる」


イチゴ「そうしたら、燃料ももっと積める?」


父親「もちろんだ。コイツとコイツは1000ccあるからな。500キロ積んだとしても動くぞ」


イチゴ「じゃあ、そうしてくれる?」


父親「任せておきなさい。おいミニック、そこのアルミを持ってこい」


店員改めミニック「ああ、あんた運がいいぜ。父さんは滅多に仕事をしない。もう引退した身分だからな」


父親「俺を怠け者みたいに言うな。こんな華奢な女性が、他人のために吹雪の中を走ると言ってるんだ。これを手助けしなかったら、俺の名が廃る」


イチゴ「ありがとう!待ってる間に買い物をしてきてもいい?」


ミニック「ああ。でも、きっとよそ者には燃料を売ってくれないぜ?
僕が言えばきっと売ってくれる。電話しておくから、ここを出て右に5分歩いた先の青い壁の家に行くんだ。店内でガソリンを売ってる」


イチゴ「わかった。ガソリンはどれくらい買えばいい?」


ミニック「1バレル(160リットルくらい)もあれば十分だ」


父親「いや、その倍を買っておきなさい。2台を駆動させるから、消費も倍だ」


イチゴ「(よくわかってないけど)わかった」


そう言い残し、言われた通りに歩いて青い建物にたどり着き


ガソリンを2バレル購入


ガソリンショップの店員「ミニックが燃料は入れ物を持って取りに来るって言ってたから、あとで店にもう1度来てくれ」


イチゴ「わかった、ありがとう」


再びお店に戻り、作業を眺めながらすごす私


みるみるうちに2台の「並んだスノーモービル」に骨組みをほどこし


さながら祭りのお神輿のよう


父親「5台全部持っていきたいんだな?急ごしらえだが、ソリを組んであげよう。この先の海を渡るときだけ気を付ければ、その先は150キロだって出せる。俺なら100キロでやめておくがな」


イチゴ「私でも運べる?運転できそう?」


父親「安心しなさい。こういうことは初めてではないんだ。何度も
同じことをしてきた。君が安心して走らせることができるようにしておくよ」


イチゴ「ありがとう!」


ミニック「父さん。このソリなら幅が広くて良さそうだ」


父親「おお、いいのを見つけたな。倉庫の台車に組んでやりなさい。
組んだら3台を載せてしまえ。ロープを忘れるなよ」


ミニック「ああ、わかってる」


セッセと荷物をまとめる私、骨組みを組むミニックの父、台車にソリを取り付け
スノーモービルを積み込むミニック


ミニック「出来たぜ、今のうちに燃料を取りに行こう。さあ、車に乗りなよ」


そう言って、お店の前に車を停め私を促すミニック


言われるがまま、車に乗り先ほどのガソリンショップへ向かう2人


後ろの座席には、燃料を入れるであろう大きなタンクが12個積んであった


イチゴ「これ、燃料タンクはあとで返しにくればいいの?」


ミニック「いや、これはそのままあげるよ。5台も買ってくれたんだ。どうせ燃料タンクは必要なものだし、スノーモービル利益は大きく出てる。
俺ができることは、これくらいだ」


イチゴ「ありがとう。アンマサリクに行ったら、あなたのお店を大いに宣伝するからね」


ミニック「そりゃ、嬉しいね」


持参した燃料タンクをお店に運び、ガソリンを入れてもらい


再びスノーモービルショップ


ミニック「服も買ったほうがいい。それだけだと凍えるぜ?」


イチゴ「一応、他にも服は持ってるよ。それを全部着て走る」


ミニック「じゃあ、手袋だけは3枚重ねたほうがいい。あとはヘルメットも被るのがおすすめさ」


イチゴ「それ、売ってる?」


ミニック「父さんからのプレゼントだ。お店で好きなのを選んでくれ」


イチゴ「本当?ありがとう!」


お店では、ミニックの父親がしっかり骨組みを組み終え


点検整備をしてくれてました


父親「お嬢さんバッチリだ。もう出発するかね?」


イチゴ「ええ。荷物を積んですぐ向かうよ」


父親「ミニック、コンパスは渡したのか?」


ミニック「まだ渡してない。忘れるところだった」


父親「しっかりしなさい、命がけなんだぞ?」


ミニック「ここまで来る途中でも、電話の電波は途切れただろう?この先はそれが顕著で、スマホ
つながらない。方角だけが頼りになる。これを絶対に無くさないで」


イチゴコンパス?ありがとう。アンマサリクはどっちの方角?」


ミニック「北東だ。この先にイガリクという小さな村がある。そこには俺の従兄が住んでいるから、
そこで誘導してもらうといい。連絡をしておくよ。そうだ、君の名前は?」


イチゴイチゴよ。イチゴ・デヴォン・ハワード


ミニック「わかった。従兄はオーレという名前だ。ちなみに俺はミニック」


イチゴ「お父さんが何度も読んでたから、もう知ってる」


ミニック「抜け目がないな。君はしっかり者だ」


イチゴ「よく言われる」


ミニック「なあ、アンマサリクへ届け物をしたら、また戻るんだろう?そしたらさ、またここに
来なよ」


イチゴ「あら?誘ってくれるの?」


ミニック「なんていうかさ、ほら、まあ、なんだろうな」


イチゴ「残念。私は44歳だよ?」


ミニック「嘘だろう?俺をからかわないでくれよ」


イチゴ「本当。子どもも8人いる、一番上は31歳」

そう言いながら写真を見せる私



ミニック「本当なんだ・・・気を悪くしないでくれ、あまりにも君が、ほら、綺麗だから」


イチゴ「ありがとう。よく”魔女”とか言われる」


ミニック「それはひどいな、歳をとらないだけなのに」


イチゴ「それって褒めてる?」


談笑しながらセッセと準備する私





父親「さあ、準備万端だ。まずはこのまま乗ってみなさい。運転に問題なければ、出発だ」


促され、人生初のスノーモービル


しかも、左右連結&後部にソリ装着


父親「いいか、この2台はどちらも常にエンジンをかけたままだ。1台が止まっても、もう1台で
走り切れるようにな。燃料もエンジンを切らずに足してくれ」


イチゴ「わかった」


父親「アクセルはこれ、バイクと同じだ」


イチゴ「わかった。私、大型二輪免許を持ってるの」


父親「そりゃ、勇ましい。だったら運転はバイクと同じだ。転ばない分、こっちのほうが簡単だ」


父親「大きな段差を降りる分には、コイツら(スノーモービル)は問題ない。1メートル程度なら苦労せず跳べる。大きな段差を上りたいときは、勢いをつけて上るか、迂回するかだ」


父親「それと、小便するときは左右マシンの真ん中でするんだ」


イチゴ「どうして?」


父親「トナカイスノーモービルビビって近づかん」


ミニック「大丈夫、無事にたどり着ける」


出発です

このウラログへのコメント

  • easy 2026年02月04日 16:43

    えっ、とてもアドベンチャーな事になってるけど
    この前の読まなくちゃね(笑)
    スリル満点な今後に期待します

  • ひろ 2026年02月04日 16:59

    結局5台全部運ぶ事になったんですね!?
    左右連結!?
    ハンドルの切れだとか、スロットル開度とか
    経験値なんでしょうね

    お気をつけてー!

    って、もう無事着いてるんですよね f^_^;

  • ヨシ!行くゾ~♫ 2026年02月04日 17:01

    す、す、す、スノーモービルばね?
    スゴかーーー

  • ★YASU★ 2026年02月04日 17:36

    読んでて楽しい写真もGOOD

    『44歳で子どもも8人いる』って誰も信じないだろうね(*^o^)/\(^-^*)

  • dell8200 2026年02月04日 18:19

    とりあえず皆さん下の注意はするんですね。
    連結したスノーモービルの運転なんて難しいんでしょうね?

  • ゆう 2026年02月04日 18:22

    イチゴの大冒険だー!
    \(^o^)/

  • 慶Kei 2026年02月04日 21:28

    写メの下の部分と連結したい笑笑

  • いわお 2026年02月04日 21:38

    わくわくな冒険譚だね
    カッコ良すぎる

  • アラン 2026年02月05日 11:49

    魅力的な写真と合わせて別の連結を想像してしまいました
    我が女神を脳内で…(照)

    そんなことよりそのモービルを見てみたいです!
    よければその画像も見せて下さい!(興味津々w)
    いつもスケールが大きい…

  • かたちん 2026年02月05日 13:29

    すげえ。。。本物の冒険談の序章。いや。。、姫さま、失礼しました。スノーモービル5台、ガソリン、荷物。。。まるでキャラバンのよう。続きが楽しみです。

  • 和「1968」 2026年02月05日 16:06

    日記と写真のギャップがすごい(w

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