- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 44歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 嫌がらせを受けていたのでコメント返しませんが それでもいいという方仲良くしてください...
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ひたすら南下して、今度は東へ
2026年02月03日 11:16
イルリサットの街中は、どこもかしこも真っ白で
「夏にならないと、なかなか溶けない氷でずっと覆われてるよ」
と、大げさでも何でもない表現がピッタリ
街の雰囲気はですね、どことなくロシアっぽくて
基本は誰も歩いてない
ただ、雪かきを頑張らなければいけないような積雪はなく
氷、雪、白
が、町のイメージと言えば伝わりますかね?
そんなイチゴ
朝までグッスリ眠ったつもりですが、起きても外は真っ暗
正しくは、はるか遠くはうっすら明るいけど
自分の真上は真っ暗
極夜です
人生初体験、極夜です
ホテルでは朝食を食べ、軽くスタッフさんと談笑し(アプリ大活躍ですが、英語もそこそこ伝わりました)
スタッフ「アンマサリクまで行くって言ってたね。内陸経由だと命がけだよ?」
イチゴ「そんなに過酷なの?」
スタッフ「海沿いじゃないと、雪が解けない氷の世界だからね。エルサも驚くような極寒さ」
イチゴ「ルートはわかってないんだけど、何か持ち物で必需品はある?」
スタッフ「燃料とチョコレート、ビスケットとかの最初から固い食べ物。調理しないでいいものがいい。あとは防寒着は多めに持っていくといいよ。汗をかいたらすぐに着替えるんだ。1分もしたら、汗が服の中で凍ってこの世界とサヨナラさ※凍傷で命を失うの意味」
イチゴ「わかった。買いそろえていく」
ホテルを出て、約束した教会の前へ歩き
既にチャーターした車とスタッフが、待っていてくれました
スタッフ「やあ、君がグリーンランドの冬を走破する姫君かい?」
イチゴ「ええ、そう。歴史に名前を残そうと思ってるの。よろしくね」
スタッフ「何人も同じセリフを言っていたが、女性は君が初めてだ。一旦、東へ向かって内陸にあがり
その後は南下していく。目的地はカンゲルルススアークだ。合ってるかい?」
イチゴ「ええ。この国の町のことはあまりわからないけど、燃料を補給できる町がいいの」
スタッフ「わかった。10時間ほどで着くだろう。ひとつ言っておくが、道中にトイレはないから
大地にむかって放尿する以外の選択肢はないぜ?問題あるか?」
イチゴ「しょっちゅうしてるから安心して」
スタッフ「そりゃ頼もしい!さあ、乗ってくれ」
軽口をたたきながら、車に乗り込み
スタッフ「さあ、ここは分厚い氷に覆われた海の上だ」
の言葉と同時に、人生初『海の上を車で走る」です
重い車が乗っても、まったく微動だにしない氷の世界
ちなみに、車輪は重機のようにクローラーでした
スタッフ「ヘリをチャーターするってのもあるけどな。今は時期が良くない。風が強すぎると
ヘリは飛ばない。かと言って、車をチャーターしても走る技術がないヤツが多すぎてな。
その点、あんたは正解だ。何せ俺を雇った、俺はおそらく、グリーンランドいちのドライバーだ」
イチゴ「その評判を信じて、あなたを予約したの。優秀なトランスポーターだって聞いてる」
スタッフ「もちろんだ。法律さえなければ、内陸を横断だってしてやるけどな」
イチゴ「無理はしないでね。燃料を補給しつつ、ナノルタリークって町まで行けたらいいんだ」
スタッフ「ああ、わかってる。安心してくれ、俺は一度だって約束をたがえたことはない」
そう言いながら、いつしか道っぽい轍はとうに無くなり
走るのは何もない、薄い雪原
どこを見ても白、白、白
ドライバーは何を見ながら運転してるのか、と気になるほど
見える景色は、白
道なき道を走り、買いそろえたお菓子をドライバーと食べながら
あっという間にカンゲルルスクアークへ到着
走行距離は、380キロくらい
スタッフ「思ったより早く着いたな。燃料を足しちまえば、もっと南下できるけどどうする?」
イチゴ「南下したら、特別料金を取る?」
スタッフ「おいおい、俺をみくびらないでくれ。俺は正規の料金しか貰わない。ただの親切心さ。
何せあんたは、キールセンさんの紹介だからな。下手なことなんかできないよ」
イチゴ「じゃあ、行けるところまで行こうよ」
スタッフ「よし、じゃあ燃料を足して走ろう。あんたもマーケットで買い物をするといい」
と、予想外の走りっぷりで
予定よりもだいぶ進むことができた初日
カピシリットという小さな町まで、たどり着くことができました
スタッフ「明日はカコルトクに着くはずだ。思ったより疲れてるだろう、早く休むといい」
グリーンランドの男性は、なかなか気遣いのある優しいイメージが出来上がりました
ただですね
この国ですね
お風呂、お湯を貯められない
シャワーしかない
聞くところによると
すぐに冷めるから、浴槽がないことが多いそう
私はお風呂に毎日入りたい人なので
寒い中でも、シャワーを浴びてきました
ここの町は、とても人が少なく
ホテルも民宿のような感じ
ですが、英語は通じませんでしたけど
とても優しい夫婦が経営していて
至れり尽くせりでした
2日目の朝
起きても夜、寝ても夜
真っ暗な空にも、とうに慣れました
スタッフ「おはよう。さあ、今日で目的地にたどり着けるはずだ」
イチゴ「よろしくね」
そんな挨拶をしつつ、車に乗り込み南下
氷の海を渡るのも、慣れました
最初はドキドキしましたが
何度目かの海を渡るときに
スタッフ「イチゴ、降りてこの氷をみてごらん」
そう勧められて見た海の氷は
スタッフ「これでも薄いほうだが、ここを動かすと・・・ほら」
そう言って動かした氷は、私の身長を優に超える厚さ
スタッフ「これだから、車が乗れるんだ」
大いに納得です
また道なき道を走ることおよそ10時間
カコルトクという街に到着しました
スタッフ「到着だ。ここからはどうするんだ?」
イチゴ「この先は車では行けないの?」
スタッフ「この先は氷が薄いんだ。おそらく走ることはできるだろうが、万が一割れたら
この世界とおさらばだからな。おすすめはしない」
イチゴ「わかった。ヘリをチャーターしてみる」
スタッフ「それがいい。ここからなら、ヘリも燃料の補充なく1回でたどり着ける。じゃあな」
イチゴ「ありがとう!」
そう言いながら、チャーターした車とドライバーに別れを告げ
街をうろつく私
今日泊まれそうなホテルでも探そうかとしていると
目の前に「qamuteqarak」なる文字がついたお店
レストランかなと思い、ドアを開けると
スノーモービルのお店
お店の店員「いらっしゃい。レンタルかい?」
イチゴ「ここって、スノーモービルを借りられるの?」
店員「ああ、あるよ。どこから来た?」
イチゴ「ロンドン。ブリテンのロンドン」
店員「そりゃまた、大都市から来たな。観光ならスノーモービルはやめたほうがいい。歩ける範囲で
止めておきな。こいつじゃドアも屋根もないから、凍えちまう」
イチゴ「そんなに寒い?」
店員「俺なら移動は車を使うね。暖房が効いてる」
イチゴ「ねえ、ここからアンマサリクまでスノーモービルで行くのって、どう思う?」
店員「ずいぶん東だな。ヘリのほうが現実的だ」
イチゴ「そう、遠いの?」
店員「800キロくらいあるぞ」
イチゴ「それは遠いね」
店員「距離だけ聞けば遠いな。でも、この先は海さえ超えちまえば平坦な場所だからな。100キロだって余裕で出せるくらいだ。燃料さえあれば、7~8時間で着くぜ」
イチゴ「本当!?」
店員「ああ」
そんなとき、電話が着信
イチゴ「もしもし?」
おじいちゃん「ああ、つながったか。イチゴ、そこはどこなんだ?もうすぐアンマサリクに着きそうか?」
イチゴ「ここはね、その手前の町」
おじいちゃん「そうか、実はな、さっきペーターから連絡があってな。村に吹雪が来ていて
空路が全く動かんらしい。それでな、村から食料を調達に行こうとしたそうだが
村で持ってるスノーモービルが壊れてしまって、出られないんだそうだ。
イチゴ、持っていけるようなら食料を買っていって渡してやれんものか」
イチゴ「スノーモービルが壊れちゃったの?」
おじいちゃん「ああ、そのようだ」
イチゴ「ちょっと待ってね」
イチゴ「ねえ、店員さん。ここのスノーモービルって、売ってる?」
店員「ああ、うちは販売もしてるよ」
イチゴ「どれが売り物?」※5台並んだスノーモービルを指さして
店員「全部売り物だよ」
イチゴ「ちょっと待ってね」
イチゴ「おじいちゃん、私ね、今スノーモービルを売ってるお店にいるの。
でね、目の前に新品が5台あるんだけど、これ買って届けてあげようか?」
おじいちゃん「なんと!?そうなのか?ああ、もちろんいいとも!!それで、配送をすぐに
してくれそうなのか?」
イチゴ「確認してみる」
イチゴ「ねえ、このスノーモービル、私が全部買ってもいい?」
店員「5台全部かい?」
イチゴ「そう」
店員「そりゃ、売るけど」
イチゴ「現金がいい?それともカード使える?」
店員「ちょっと待ってくれよ。これ1台73000クローネだぜ?」
イチゴ「オンラインですぐに振り込めるよ、どうする?」
店員「OK、売った!」
続きます




このウラログへのコメント
服の中で汗が凍る?
やべぇ、どんな寒さか想像もできん。
5台のスノーモービルをどうやって運ぶのか、
次回が楽しみ。
服の中で汗が凍る…ってそんなところで着替えられるか…何もかもが未知の世界でうらやましい限りです
そして、お祖父サマの心強いこと…
ぐいぐい引き込まれていきますね、イチゴ・ワールド。
インディージョーンズよりも面白い。
相変わらず、描写がお上手ですね。

文章を読んでいて目の前に情景が浮かびます。
続きが待ち遠しいです
もう、冒険旅行のドキュメントですね、他のログとは全く違い環境や家庭背景なども分かっていますので静かに引き込まれて興奮します、文章の才能と言うよりも現実を引き起こす才能に目を見張ります
車が走れるほど凍結した海。。。すごいですね。さらなる冒険談。。。やっぱり、行っちゃうの?!ワクワク
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