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不動産投信の大波乱はあるか？

2023年05月09日 09:49

相次ぐアメリカの中堅以下の銀行の金融不安がくすぶっている。
これは5.1％まで政策金利が一気に上がった事で、金利上昇前から保持している債券が値下がりした事
が大きく影響している。
商業用不動産向けの銀行貸出態度(貸し渋り)は、リーマン時の87%よりは悪くなっていないが、
全体銀行の73%が融資の審査を厳格化している。
ただ銀行の住宅ローン向けの融資は平常時と変わらず簡単に融資が可能みたいだ。
総合すれば、商業用不動産を多く持つリートは波乱要因が無いわけではない。
ただアメリカの金融システムの修復修正は、かなり早い対応がなされているから、
不動産業界の大波乱の可能性は少ないだろう。
まあ中波乱までは覚悟する必要はあるだろうな。