アメリカ人投資家

アメリカ人投資家は、全く日本の株式市場に興味を持っていなかった。
何故か。自己資本利益率も悪い。成長率は低い。労働生産効率でも見るところが無い。
GAFAMのような巨大IT企業もない。と言った所か。
興味が無いから、日本市場に無知である。研究調査すらしていない。
それは、サムスン電子や現代自動車は日本企業と思っている人が圧倒的に多い事から見ても分かる。
又世界でも稀有な商売形式をしている総合商社の存在すら全く知らない。
そんな時に、ウォーレンバフェットが、(海外へ投資するのは珍しいのだが)事も有ろうに日本の５大商社に投資したわけである。
これにはアメリカ人投資家は言うに及ばず、欧州の投資家もびっくりこいたわけである。
総合商社とは何ぞや。そこで初めて日本市場の見直しが始まった。
調べてみると、半導体産業も結構大したもんじゃないか、日本企業の改革(ＰＢＲ1以下を無くす)も始まるらしいじゃないか、総合商社って面白いビジネスモデルだ。それでこんなに儲けているのか、等々。
それが今回の31000円迄一気に駆け上がった真相でもある。