- 名前
- 妄想劇場
- 性別
- ♂
- 年齢
- 59歳
- 住所
- 富山
- 自己紹介
- 年齢違ってます。還暦過ぎてます。 SEXはおろか、出歩く事も出来ません。 出会えませ...
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今回、エロはありません。
2019年11月28日 18:45
英人は30歳になる。結婚を約束した加奈子は31歳で同じ会社の総務部にいた。
加奈子の両親への挨拶も済ませ、幸せの絶頂であった。
2人は交際って2年程になるが、まだSEXに至っていなかった。
キスを交わし、胸まで触るのであるが、その先は加奈子が、頑として進ませなかったのである。
しかし、今の英人にとっては、それもそれで楽しみであった。
ある日、英人は営業が長引いて直帰するつもりであったが、済ませたい仕事があり、会社に戻ることにした。英人の会社は精密機械の設計、製造をしており、数多くの特許も持っていたので、出入りは社員とは言え、かなり厳しかった。英人は難しい仕事をこなしており、比較的に楽に会社に出入りしていたが、一般社員は、退社した社員が戻ったり、1人で残業したりすることはなかなか出来なかった。
英人がシーンとした社屋の廊下を歩いていると役員室のドアが細く開いていた。そこは社長の娘婿、取締役統括部長の根本正行の部屋だった。声をかけようと思ったが、そっと覗いてしまった。
接客用のソファに座った正行は下半身を露わにし、その前に膝末いて股間に顔を埋めている加奈子がいた。
英人は目の前の光景が信じられずに、クラクラし、その場に倒れ込みそうになった。それでも頭を振り、懸命に堪え、部屋に飛び込むつもりであった。
50歳も半ばの正行のどす黒い勃起したモノを、加奈子は耳に髪をかき上げながら、時々媚びるような上目遣いで正行を見ながら鈴口から棹、袋までに舌を這わせていた。
(僕とキスした唇が・・・握りあった手が・・・僕には身体も許していないのに・・・・)
英人はスマホで写真を撮った。涙でぼやける画面だったが何枚も撮った。
加奈子が立ち上がり、スカートをたくし上げると、パンストとパンティ―を片足だけ引き抜きデスクに手を付き、ヒップを突き出す。正行は下半身剥き出しで、加奈子に挑みかかった。
「ああああぁぁぁ~~~」
加奈子の淫猥な声が響き、正行は激しく加奈子を後ろから突き込んだ。
「もう結婚も決まったんだ、中で出してもいいんだろ?」
「だめよ、あいつにはまだ許してないのよ」
「かわいそうに・・」
「ああぁ~~いいぃ・・もっと焦らさないとぉ・・・あああぁん・・」
「悪い女だ・・・」
結局、正行は加奈子の中で果てるのだった。
英人は涙を流しながら、2人の痴態をスマホに収めた。
翌朝、
「英人くん、式場のパンフ、今夜取りにいかない?」
「ああ、加奈子さん・・・今夜は伊東商事と約束があるので・・・」
昨夜、一睡も出来なかった英人は加奈子と目を合わせることなく答えた。
そして会社を出て、ためらいながら正行の家に電話をかけた。
「もしもし、根本でございます」
「わ、私、営業2課の斎藤と申します。根本部長の奥様でしょうか?」
「ええ、そうですが」
「少し、お話ししたいことがあるのですが、お時間頂けないでしょうか?」
「・・・」
正行の妻、社長の娘である咲枝も何か感じたのか、その日の午後、英人は自宅に招かれた。
英人を迎え入れてくれた咲枝は、2時間ドラマの脇役によく出演している女優の山村紅葉とよく似ていた。女優よりはキツメの顔だったが、泣きぼくろが少し表情を和らげていた。太目の身体を隠すようにゆったりとしたワンピースを着た咲枝が英人に椅子を進め、向かい合って座った。
どう話していいか判らず、英人は最初からスマホを見せ、加奈子と自分の関係も説明した。
咲枝はスマホを見て、大きくため息をついた。
「それで、なに? お金? 強請りに来たの?」
「い、いえっ・・そんなんじゃなくて・・・」
「じゃあ、なに?」
「自分でもわからないんです・・自分がどうしたいのか・・・」
「もう、結婚はあきらめるの?」
「もちろんです、加奈子さんとの結婚だけは絶対ありません!」
咲枝はいったん立って、茶封筒を持って戻ってきた。
「見てごらんなさい」
封筒の中身は報告書と写真であった。正行の浮気の証拠が揃っていた。
「社員には手をだしていないと思っていたのに・・・」
英人は写真に見入っていた。
「貴方、このまま知らないふりで、うちの主人に仲人頼みなさい。そして、なんとか結納まで済ませましょう」
「えっ?」
「そして、それから2人を地獄まで落としてやりましょう」
「そ、そんな・・・」
「貴方がこの女に未練がないなら、私に協力してくれない?」
しばらく考えて英人は、総て咲枝に任せると答えた。
「わかったわ。貴方の悪いようにはしないから」
キスまでの関係を続けながら、英人は咲枝の指示通りに、事を進めた。
正行に仲人を頼むと、正行は二つ返事で引き受けた。
その後、英人は正行、咲枝夫婦と両親で結納を済ませた。
数日後には、英人をバカにしながら役員室で睦会う正行と加奈子の動画を咲枝は手に入れていた。
そして、しばらくして正行と加奈子の元に弁護士の名前で文章が届けられた。
英人と加奈子の婚約は破棄、慰謝料として正行は英人に500万円、咲枝に2000万円、
加奈子は英人に結納金を含め300万円、咲枝に300万円支払うように訴えられた。
関係者が集められた話し合いで、正行も弁護士をたて、抗戦したが浮気の証拠が多すぎた。
他にも賄賂の受託、内密で数種の権利を自分名義にしていることも暴かれ、結局、無一文近くで、
会社も根本家も追い出されたのである。
一方、加奈子は最初から一言の抗弁もなく全てを受け入れた。お金は自分の退職金と両親が全額を支払った。
「ごめんなさい・・・」
それだけを言って加奈子も会社を辞めた。
数日後、英人は社長室に呼ばれた。
「すまない事をしてしまったな、斎藤君。主だった者にはかん口令を敷いたのだが、人の口に戸は立てられんからな。君の望むようにしてほしい、娘の咲枝からも頼まれているし、会社も助かったのだから」
英人は会社が用意してくれたいくつか選択肢からシンガポール勤務を選んだ。そこは日本人の社員が少なかったからであった。英人はシンガポール支社にナンバー2として移って行った。
海外勤務にも慣れてきた半年後、英人は咲枝に同地のホテルの一室に呼び出された。
「どうしたんですか、こんな所に」
「今日は父の名代、これ受け取って頂戴」
咲枝が差し出したアタッシュケースの中には100万円と束になった株券が入っていた。
「なんですか? 口止め料ですか? 受け取れませんよ」
「違うわよ。口止めって、社内中の噂になって、それももう納まったわよ。それは改めてお詫びと、報酬」
「報酬?」
「正行が最後はすんなり引いたので調べてみると、億近い資産を隠していたの。結果的に貴方の事件でそれも押さえることが出来たから、まあお礼みたいな物よ」
結局、英人は好意を受け取った。
部屋を辞去するにあたり、咲枝がドアまで見送った。そして、うしろから軽く英人の手を握った。
「辛い目に会わせたけど、貴方のおかげよ、本当にありがとう」
手を握られたまま英人は振り返った。
「いえ・・・」
咲枝の泣きぼくろが妙に艶めかしく見えた。英人は咲枝にキスをした。
しばらく重ねた唇を離して英人は言った。
「僕と奥様がこうしてはいけませんか?」
「ちょっと驚いたけど、かまわないんじゃない、どちらも独身ですもの・・・」
また英人は唇を重ね、胸に手を置いた。
「でも・・」
「でも?」
「がっかりするわよ、加奈子さんとはずいぶん違うわよ」
「加奈子とはキスまででした」
咲枝は小さく息を吐くとドアの近くで部屋の明かりを消した。そのまま部屋の奥に歩く。
窓から洩れ入る月明かりの中でワンピースを脱いだ。
英人もYシャツを脱ぎながら歩いた。
「20年もしていないのに、大丈夫かしら・・・」
咲枝の口を塞ぐようにキスをし、ブラジャーの上から胸を揉んでベッドに横になった。
そして、胸から下半身に手を動かして行った。
(やっと前に進める・・・)
英人はそう考えながら、咲枝のパンティの中に手を差し入れるのだった・・・・。
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