- 名前
- 邪神ちゃん ドロップキック!
- 性別
- ♂
- 年齢
- 59歳
- 住所
- 群馬
- 自己紹介
- そんなモノは知らねぇ~
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【お題日記】声って大事?
2016年12月18日 22:13
男にとって相手の女性から受ける、視覚、聴覚、触覚は、大事です。
◆◆ Yの妄想(二十代) ◆◆
「Y君、久しぶりーー。私の事覚えているかな?」 Y 二十歳、駆け出しの会社員。
「久保姉ーー」 久保佳子 二十二歳 、Yの中学時の先輩。
Yにとって久保佳子は、憧れの存在だった。
出会いは、十三歳の春Yが登校中、Yの背後で "キィー!"と自転車のブレーキ音がした。 Yが振り向くと、「あぁーーー」と小声で言う女子学生が居た。彼女はYの顔を見て照れ笑いすると、直ぐに自転車に乗り先に行ってしまった。人伝に彼女の名前が久保佳子、三年生であること、Yのことを気に入っていることを知ったのは、数週間後だった。教えてくれたのは、三年生の清水という女子だった。
Yは体力向上の為にと、同級生に誘われて陸上部に入る。
入部直後は酷い様で、先輩たちには大きく遅れたし、日々の疲労も酷かった。
雨の日は部活が早く終わる。女子テニス部の部室の横を通り過ぎようとした時、
Yはいきなり手にしていたスポーツバックを奪われた。奪ったのは久保佳子だった。
彼女は女子テニス部だった。まさかバッグを取り返す為に女子の部屋に入る訳にはいかない。
部室内で他の女性が着替えていたら大変である。同級生の女子に頼むにも相手が上級生では逆らえない。小雨の中で数十分Yは軟禁状態である。結局、久保佳子が部室から出てきた時にバッグを取り返して帰った。ただ・・「あの人、意地悪したけど・・・いい感じのお姉さんだな」と思っていた。もっと違う形で遊んでくれたら良いのにと思った。
夏休み、部活でも他の部員に遅れずに走れるようになったY.。テニスコートには、いつもあの人が居た。直接呼ぶことなんてできないが「久保姉」と呼んでいた。
夏休みのある日、昼から雨が降り出して部活は中止。この日は何故か最後に帰宅だった。
部室からテニスコートが見える。よく見るとテニスコートにあるベンチシート、樹木が隣に生えているベンチシートに、久保姉が居た。彼女はYの方をずっと見ていた。
50mほどの距離で二人はお互いを見つめあっていた。でも、それだけ。
もしも、あの時Yが久保佳子に駆け寄っていたら、二人の関係は深まったかもしれない。
お互いを意識しながらも、先に久保佳子は中学校を卒業、連絡先も知らないので淡い時間がここで終わった。
そんな二人の再開は、またしても佳子からだった。
「ねぇ、Y君。今つきあっている人いるの?」佳子が問う。
「居ないよ、久保姉は?」
「私、昨年別れちゃった。」
「Y君って、どこまで知ってるの?体験してるの? A? B? もしかして・・・童貞君?」
「もう、久保姉ったら。急にそんな事聞くの、ズルいよーー。全く知りません。未体験です。まだ綺麗な身体と心です」Yが答える。
「ふーん、そうなんだぁー。へへ、私が初めてになってあげようか?」
「え?、嬉しいけど・・・結婚する人とする事じゃないの?」
「Y君、真面目ねぇーー。もっと気楽にして。私にまかせなさーい。」
「ねぇ、久保姉本当に良いの? 好きになちゃって良いの? 何度もしたいって言ったらどうする?」
「心配いりませーーん。私Y君の事好きだよ。Y君がお嫁にもらってくれるなら嬉しいなぁ」
「久保姉、それ本気って思って良いの? 真面目な話で・・・」
「何が不安なのかな?お姉さんにまかせなさい。」
そう言うと、佳子はYの車に乗り込み、ラブホまで道案内した。
「Y君、真面目な話ね、本当にY君なら、ずっと一緒に居たいな。それが結婚なら嬉しいな」
「ちゃんとお互いの親に会うのだって大丈夫だよ。だから・・・Y君の初めては私で決定ね」
「もう、決めちゃってるよ、この人」 Yも憧れの女性の気持ちは大事だった。
このウラログへのコメント
あれ?
転落の真子はもう終わり?
今度のは純粋そうな…
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