- 名前
- 邪神ちゃん ドロップキック!
- 性別
- ♂
- 年齢
- 59歳
- 住所
- 群馬
- 自己紹介
- そんなモノは知らねぇ~
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◆◆ 転落の真子 (4) ◆◆
2016年12月13日 22:14
岬真子、50歳。今、彼女は静かに人生の終焉を迎えようとしていた。
転がり落ちるばかりの若き日々、しがみつく様に生きた後年。
決して幸せだった訳では無い。ただ、今は静寂の中、安らかに永遠の眠りにつく彼女だった。
-- 転機の20代 (堕ちる) --
一度拘束を解かれた真子は、股間の激しい痛みで身動きできなかった。
「二度と、私たちと同じ場所に来れなくしてあげるわ」 そう言うと、今度は真子をうつ伏せにして拘束具に固定した。両手を前に伸ばし、足は左右に開かれた状態にされた。開口器は、そのままで大声を出すことはできなかった。
5人はそれぞれ針金で出来たブラシを手にすると、真子の両手、背中、尻を擦り出した。
「がぁーー、止めて! ダメーー、手はダメ、背中もダメ、仕事が、仕事が無くなる」 真子はめき声を上げながら泣いた。今までで一番残酷な仕打ちだった。
真子の白い両手は、皮が剥け真っ赤に染まった。背中や尻も同様だろう。これではパーツモデル失業である。やっとの思いで掴んだ仕事を5名の八つ当たりで一瞬で失うのだ。
恐らく表皮はほぼ剥かれてしまったに違いない。真子は痛み方が変わった事を感じていた。しびれて感覚が失われていくようだった。
でもこれで開放されると、真子は思っていた。
5人の仕打ちにはまだ先があった。 「これで終わりよ」そう耳元で囁かれた。
目の前に鍋が見えた。真子の皮が剥けて血染めになった両手の上に煙が上がる鍋が二つ見えた。
「ふふ・・・と・ど・め!」 そう言うと、鍋の中の液体が真子の両手に掛けられた。
「ぎゃー! 痛い、熱い、ギャー!」 煮えたぎった油を両手に掛けられたのだ。
「続きはこっち」 背中と尻にも熱い液が掛けられた。
白い煙と共に肉が焼ける異様な臭いが漂う。
「美容整形しても無駄よ。これで腕も背中も尻も焼き豚ね」
「でも本当の焼き豚を見たいなぁ・・・油掛けたしね」
真子の頭に最悪の予想がよぎった。そしてそれは現実へと変わる。
真子の身体に残った油に5人は火を放った。
真子の両手、背中、尻が異臭を放ち燃え上がる。
「やば、そろそろ逃げよ!」 一斉に5人は立ち去った。
誰かが向かってくる音がしたのだ。
真子はマネージャに発見され、消火器で体の火を消された。急ぎ救急車で病院で搬送された。
数時間の治療が行われた。
病室に搬送された真子は放心状態だった。これから先退院の為に更に苦しむともしらずに。
誰が犯人なのか、真子は「分からない」と告げた。だた女性らしく5人くらいいたと思うと言うに留まった。
3か月後に真子は退院した。入院中は焼けた部分を動かすと皮が破れ体液が滲み痛みが襲った。
真子が退院できた理由があるとすれば、マネージャの存在だった。
真子をパーツモデルとして大事にしてきた彼女にとっては、悔しい思いしかなかった。
真子が立ち直ることがマネージャである彼女の希望でもあった。
ある日真子に「ねぇ、あなた声優に挑戦してみない?」と言った。
「あなたに出来ると思うの、だからお願いだから身体を直して挑戦して」
真子に断る理由は無かった。今は生活の糧を稼がなければならない。田舎の家族を心配させる訳にはいかない。
声優としてデビューすることが真子の生きる目標になった。
再び舞い上がる為に努力する真子の姿があった。
このウラログへのコメント
しかし、ひどいやり方ですな。
これはもはや犯罪。
あ!鬼畜さん、破壊願望があったからそれをここで表現しているのかしら?
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