- 名前
- あおい
- 性別
- ♀
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- あおいもバツイチになってしまったの。4年ぶりに再登場よ。 誰かお相手してくださいな。。
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
機織り石②
2016年04月28日 07:04
ある日、父親がこう言い出したのです。「石倉があればいいな。石倉の中で機織りをさせとけば、誰も近づけねえからな。」
しかし、石倉を作るのは大変お金のかかることで、簡単に出来ることではありません。両親は、それからというもの、石倉のことで頭が一杯でした。「石倉が欲しい。石倉が欲しい。」両親は、口ぐせのように石倉を欲しがりました。村の鎮守さまにお参りして「神さま、石倉を作ってくだせえ。」とお祈りもしました。
ある日、両親が家から少し離れた畑で仕事をしていたときのことです。いままで晴れていたのに、急にあたりが暗くなりました。「不思議な天気だ。」と思っていたとき、いなづまが光りました。そして、わが家の方角で、それはそれは大きな雷が鳴ったのです。
「あの音は家の方角だ。何かあったんじゃねえか。」両親は慌ててわが家に向かって駆けつけました。すると、どうでしょうか。家がなくなっていたのです。家のあったところには何も見当たりません。娘の姿も見えないので、夢中になって娘の名を呼びました。しかし、何の返事もないのです。
探し歩いていると、家の前の田んぼの中に大きな石が見つかりました。それは今まで見たことのない石でした。不思議に思ってその石のそばまでいくと、何と、機織りの音がかすかに聞こえてくるのです。石にとりすがって耳を当てると、その音は石の中から聞こえてくるではありませんか。
娘は石の中に閉じ込められてしまったのです。娘の幸福も考えず、「石倉が欲しい。」と、無理なお願いをしたおかげで、娘は石の中で機織りをするようになってしまったのです。
西塩子の田んぼの中に、いまでもこの大きな石があります。この石の下をチョロチョロと水が流れているので、石に耳をあてて聞くと、機を織っているような音が聞こえてきます。そのため村人は、この石を「機織り石」と呼ぶようになったということです
このウラログへのコメント
その五輪真弓では娘さんのみバカな親の為に理不尽を被ったということですか?
う~ん。その両親自身に懲らしめる何か起きれば良かったですね。
誰が悪いというわけではないのに
結果が重すぎる
でも、こういう話はすきです。
写真のお尻が素敵(^^)
家ごと石にされちゃうとは…
大胆な発想ですね~(笑)
民話で残っているのですから、娘さんは実在したのでしょうが…
神様、やりすぎ!
話に集中しようとするものの・・・
お尻の方が 印象強くて・・・
コメントを書く