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10th Shinjyuku Part 19

2005年07月29日 01:14

なぜかお互いムキになって仕事するほうなので
なかなか時間が合わない。
たまに休日出勤のない土・日はこちらは家庭サービス。
彼女の方は結婚前の大事な時期なので婚約者と会わなくてはならない。
あれだけあけすけでセックス好きな性質なのだから
当然のように婚約者とも狂おしい性交を続けているのだろうが
不思議と嫉妬心はなかった。
嫉妬するふりをして行為をより過激にもっていくことはあっても、だ。
どんな風に狂ったのか、
どんな風に濡らしたのか、
どんな風に声をあげたのか、を聞きだしながら
淫乱!」「おまんこ女!」と責めたてて、興奮の格好の材料にする。
そんな光景がときどき頭をよぎったが、時間だけが過ぎていく。
だが…
逢瀬の機会は突然に訪れた。
彼女結婚と退社まで一月あまりとなった頃だった。
その日は、寝坊した。
ハードなスケジュールに一区切りがついた翌日だったので
クルマを引っ張り出してゆっくりと出社することにした。
混雑した目抜き通りをかき分けるようにして
ようやく会社まで近づいたとき、
タイトミニのグラマラスな後ろ姿が目に飛び込んできた。
クルマを歩道の横につけて声をかける。
お嬢様、お送りしましょうか?」
あら、という顔が、にっこりに変わると
メス猫のような敏捷さでスルリと乗り込んできた。
寝坊しちゃった。いまからなの。」
「俺もだ。昨日ひと仕事終わったから。」
「じゃ、大して用ないんだ?あたしもなの。ねえ。さぼっちゃいません。」
「そうしようか。」
決めたら速かった。
右に曲がれば会社、の交差点を左に曲がる。
「暑いから、海に行きたい。」
「泳ぐ?ったってムリだよな。海水浴で混んでるから湘南は無理だぜ。」
「海見るだけでいいの。それと…し・た・い。」
スーパーコンピューターのように頭脳をフル回転させても
お望みの場所を思いつくのは難しかった。
あまり遠くに足を延ばすと情事の時間が激減するのが惜しい。
結局、向かったのは川崎の突端のフェリー埠頭だった。
同じ東京湾でも都心横浜の桟橋と違ってかなりダサいのだが
フェリーの発着の時間以外は釣り人を除くと、あまり人がいないのがいい。
もっとも、人目から隠れて、という意識は二人とも欠如気味だったが…
都心で軽く早めの昼食を済ませて高速に乗る。
一般道と違ってガラガラだったからほんの三十分ほどのドライブだ。
車内でのさりげない会話はすぐに危険な様相を帯びてきた。
「何回した?」
セックスは彼と5回ぐらいかな。だんだんうまくなってきたよ。」
オナニーは?」
「うふふ。ほとんど毎日だった。
あなたのペニス想像して、おまんこおまんこって言いながらイくの。」
「それは光栄ですな。昨日もしたんだろ?」
「うん。昨日は部屋の明かりつけてカーテン開けたまましちゃった。」
「見られた?」
「わからないわ。でも、見られてると思うとすごく感じる。三度もイった。」
「やっぱり、すけべなおまんこ女なんだ。」
「言われたとおり、鏡見ながら濡らしたパンティしゃぶった…すごかった。」
ぬけるような青空の下におよそふさわしくない会話だった。
触発されて、左手さすりだすと
待ってましたとばかりに、自分でスカートをずり上げると脚を開く。
相変わらずパンストは履いていなかった。
ストッキングの根元にのぞく太ももの白さと、
紫のパンティが目に飛び込んでくる。
運転中で注視がかなわない分、刺激的ではあった。
「また、そんな小さいパンティつけてるの?」
「あなたといつでもできるように。でも結婚したらもう履かない。」
「ウソだね。もっといやらしいの履いて毎晩やりまくるんだろ。」
「やだ。そんなこというから、ほら。」
そう言うと、こちらの手をむずと摑んで
腰を持ち上げるようにして局部にいざなう。
激しく濡れていた。
染み出していた。
もう、垂れかかっていた。
自然と指が動き出す。
細い布切れを横にずらす。
かきまわす。
突く。
浅く引いて撫で回す。
深く刺して回転する。
シートにそりかえりだした。
「ああ。」
深いため息をつくと
「シートよごしちゃうよお。いいの?いいの?」
とわめきだした。
その声の合間をぬって
おまんこのぐちゅぐちゅと言う音が聞こえてきそうだった。
うかうかしてると反撃のフェラチオが襲ってきそうだった。
初期に作られた首都高ではあまりに危ないので
反撃を封じるためにも手を使い続ける。

(続く)

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