会員制高級秘密倶楽部-1

以前のログで書いた高級会員倶楽部

その時の話です

この話もかなり現実離れしてます


「これが本日のプログラムです」

渡されたのはメモに近い・・・


1　自己紹介

2　プレゼンテーション

3　物品浄化作業

4　品評時間


「えっと　いまひとつ意味が・・・」

「書いてある通りでございます」

「2番と3番かちょっとわかりにくくて・・・」

「と、言いますと？」

「プレゼンテーションと浄化ってのが・・・」

「プレゼンテーションについては何もお考えに

ならなくて結構です　当会にお任せいただければ」

「つまりはショータイムってこと・・・？」

「まあ　そうですね　それと浄化ですが」

「はい・・・」

「一仕事済ましたままでお客様にはお出し出来ませんので

隅々まで洗浄させていただきますので」


なんか・・・

物扱いされてるような・・・

まあ　この人たちから見たら

女なんて　快楽を満たすための物なんだろうけど・・・


「とりあえず着てるものを全部脱いでください」

「ここでですか・・・？」

「はい」

どう考えてもここは応接室だと思うけど・・・

壁2面鏡張り・・・

つまりは自分の姿が見えるわけで・・・

えっち用ホテルだったらそういうのあるけど

実はあれって結構きついんだよね

だって　自分がどんな顔してるか

どんな格好をしてるか嫌でも理解しなきゃならないし・・・

まあ　迷ってても仕方ないし

それにこの人にも見学来たときに見られてるんだし

「まずは　こちらを着けてください」

「これ・・・ティッシュですか・・・？」

「いえ　ティッシュみたいですけど違います」

なんか　妙な履き心地だ・・・

「そしてこれを着てください」

「えっ、これって・・・」

見たことあるよ、これ・・・

生地質が違うけど　入院したときに着たよ・・・

「これって　手術着じゃ・・・」

「よくご存知で　会員様にお医者様がいますので」

「これ着せて　立場をわからせるってわけか・・・」

「流石というか　何でわかるんです？」

「なんとなくわかっちゃいました・・・」

「さすが　ゆきみさんの御友人で、あ、そうそう　お名前はどうします？」

「名前って・・・？」

「女性の方　最初に自分の呼び名を決めていただいてますので」

「そうなんですか・・・？」

「はい　まあ　名前なんて必要なくなりますけどね」

「どういう意味で・・・？」

「プレイが終わる頃には　番号で呼ばれますから」

「意味がわからない・・・」

「まあ　ひらたく言えば　淫らでスケベなメス犬とか豚になってますから」

「はあ・・・？」

「みんな豚か犬になってるんで識別のため番号つけてるんですよ」

「あ、そういうこと・・・」

「はい　あなた様が豚か犬に堕ちた場合　32号になります」

「み、　ゆきみさんは何号です・・・？」

「彼女に番号はございません」

「なんで・・・？」

「何故かはわかりませんが　彼女は犬にも豚にもなってませんから」

そういうことか・・・

あまりの状況に　正気を失ってか

快楽に溺れてか　自分から従順な犬とかになっちゃうわけか

「それでお名前は？」

なんにしよう・・・　ゆうりは使いたくないし

ゆうか・・・ゆうり、ゆうか、ゆうこ・・・ややこしい

あ、そうだ　あの名前　使っちゃお

「それじゃ　ちあきでお願いします」

ドアフォンが鳴る・・・

メンバーの人かな？って思ったら　みゆきさん

「心配だから　一応　立会いにきたわよ」

「見学・・・？」

「うん　でも　わたしは参加しないけど」


「それじゃ　ちあきさん　5分後　お部屋に移動しますので」

「あ、はい・・・」

「ちあきって？」

「うん　わたしちあき」

「それって」

「うん　そう　それで設定もあって」

「設定？」

「うん　18の頃　年上の人にみっちり仕込まれて

好みだったら　異性同性問わず　基本は何でも受け入れる

そういう設定のちあきです」

「それって　やがみくんそのまんまじゃない」

「うん　身近で　なりきりやすいし・・・」

「まあ　そうね　そう仕込んでるみたいだし」


「ちあきさん　お時間です」

「はあい・・・じゃ　みゆきさん行ってきます」

「ええ、実は心配してたけど　余計だったわね」

「そうかも・・・」

「わたしたちは　あの2人の連れだものね」

「うんっ・・・」


そう・・・

みゆきさんが平気なら・・・

わたしだって・・・

だって　わたしも・・・


みゆきさんと同じ・・・


　　　　　　　・・・悪魔の嫁だもの