- 名前
- 玉こんにゃく
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 「海を見ていたら自分の悩みがちっぽけに思えてきた」という人とはわかり合えないと思います。
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私の夏
2025年08月05日 22:32
「趣味:人間観察、カフェ巡り」って言ってる人が嫌いです。
こんばんは。玉こんにゃくです。
夏の「暑いですね」とか冬の「寒いですね」とかいう会話が嫌いである。そういったステレオタイプの会話がうまくできない。
「寒いですね」の後に続く「早く暖かくなるといいですね」には深く頷くことができるが、「暑いですね」の後に続く「早く秋になるといいですね」には賛同できない。
私は寒がりである。願わくはずっと夏が続いてほしい。
「最高気温37度」なんて聞くと小躍りして喜ぶし、「酷暑」なんて聞いた日には歓天喜地である。
そんな私に「暑いですね」は愚の骨頂。暑くていいんですよ。
江國香織の小説に、弟の葬式から帰宅し、夏に死んだゆかりのある人々を思い出し、「私もきっと夏に死ぬ」と主人公が締めくくるものがあるが、夏は割とそういう不吉なムードに彩られている場合が多い。お盆とかあるし。
私に関して言えば、親戚に夏に死んだ者はいないが、以前住んでいた家のお向かいのお婆さんが夏に亡くなった。私が高校生のころだ。
制服で葬式に参列したがとにかく暑かったのを覚えている。
あとは、一昨年の夏に祖母の十三回忌を行ったが、参列した人の数が葬式に来てくれた人より少なく、寂しかった。故人が高齢だったということは、参列者も高齢であるということであり、彼らもすでにこの世を去っていることが多いのだ。致し方あるまい。
どんなに暑くても、夕方になると一応気温が下がってくる。1日のうちで季節が変わったような気になる。
そんな日々が寂しくて、私は夏の夕方に散歩に出て、どこまでも歩いて帰ってくるのである。








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