- 名前
- 清英
- 性別
- ♂
- 年齢
- 64歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 都内江東区有明のマンションに一人寂しく暮らして居ます。長年連れ添った愛妻は4年前他界...
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秋風にたなびく〜
2024年09月16日 08:06
本日の清英の書作品は
左京大夫顕輔(79番) 『新古今集』秋・413
秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ 現代語訳
秋風に吹かれて横に長くひき流れる雲の切れ目から、洩れてくる月の光の、澄みきった美しさといったらどうだろう!
ことば
【秋風にたなびく】
「に」は原因を示す格助詞です。動詞の連体形「たなびく」は「横に長くひく」という意味で、「秋風に吹かれて、横長に伸びてただよう」という意味になります。
【雲の絶え間より】
「絶え間」は「とぎれたその間」という意味です。「より」はここから、という起点を表す格助詞です。
【もれ出づる月の影のさやけさ】
動詞「もれ出づる」は「もれ出づ」の連体形で、「こぼれ射してくる」というような意味です。また「影」はこの場合「光」で、「月の影」は「月の光」を意味します。
「さやけさ」は形容詞「さやけし」を名詞化したもので、「澄みわたってくっきりしていること」という意味になります。
作者
左京大夫顕輔(さきょうのだいぶあきすけ。1090~1155)
本名・藤原顕輔(ふじわらのあきすけ)で、正三位左京太夫にまで昇進しました。勅撰和歌集の「詞華集」の撰者です。父は藤原顕季(あきすえ)で摂関家並みの勢いがあり、「六条藤家」として知られています。 この文面はこのサイトから転載しました。 https://ogurasansou.jp.net/columns/hyakunin/2017/10/17/1364/
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