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天の原〜

2024年09月10日 12:21

天の原〜

本日の私の書作品は
百人一首
安倍仲麿(7番) 『古今集』羇旅・406

天の原 ふりさけ見れば 春日なる

三笠の山に 出(い)でし月かも

現代語訳

天を仰いではるか遠くを眺めれば、月が昇っている。あの月は奈良春日にある、三笠山に昇っていたのと同じ月なのだなあ。

ことば

【天の原】
大空のこと。「原」は、「海原」と同じく、大きく広がっている様子を表す時に使われます。
【ふりさけ見れば】
遠くを眺めれば、という意味。「ふりさけ見る」の已然形に、確定条件を表す接続助詞「ば」がついたものです。
春日なる】
現在の奈良市春日野町あたりの土地で、奈良公園から春日大社までの土地遣唐使の出発に際しては、春日神社で旅の無事を祈ったといわれます。
三笠の山】
春日大社後方、春日山原始林の手前にある山。若草山と高円(たかまど)山の間にあります。御笠山とも御蓋山とも書きます。
【出(い)でし月かも】
「かも」は奈良時代に使われた詠嘆の終助詞です。かつて見た三笠山の上に昇る月を表しながら、唐の地で今見ている月を重ねています。
作者

安倍仲麿(あべのなかまろ。698~770)
19歳の頃、遣唐使として中国の唐へ渡った留学生の一人。時の玄宗皇帝に気に入られ、中国名「朝衡(ちょうこう)」として50年以上仕えた。一度帰国を許されたが、途中で船が難破して引き返し、結局帰れぬまま唐の地で没す。盛唐の大詩人である李白や王維とも 親交があった。
↑この文面は
参考サイトから転載しました。

https://ogurasansou.jp.net/columns/hyakunin/2017/10/17/397/
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