夢が膨らむ孫正義　ASIを使って最適ながん治療を実現させる

孫さんは言わずと知れたソフトバンクのトップですが、彼の行動パターンはよく分かりますね。
簡単に言うなら自分も会社員時代は夢を追いかけていたからね～。
夢を描くのは誰でも出来ます。と言っても未来に向けた壮大な夢をみる人は限られています。
世界の様々な勃興期の会社というのは、その会社の社是やテーマを読むと大体の将来性は分かります。
それを実現して行くのは大きなるマネーが必要です。
ソフトバンクはマネーを提供する会社で、今までは投資会社という位置付けでした。
ここに来て久々に孫さんに壮大な夢が広がり出しました。
彼の脳はうずうずして止まらないのが良く分かります。
夢を持ち始めるとこういう人種は止まりませんから。
その夢とは人工超知能と言われるASIの具現化です。ASIとは人間の１万倍賢いAIという事だが、
まず手始めにASIを使って何をしようかと考えたのか医療、特にがん治療に応用しようと
しています。
これって方向的には一番良い事ですよ。医療分野以外へこのASIなるものが突き進んで行けば
どんな未来が待っているか危険過ぎますからね～。
医療分野にこのASIを使って具現化して行くには、彼のようなしっかりしたビジョンを持ち、巨大なマネーを動かせる孫さんのような人物でないと出来ません。
具体的には
①アメリカのAI活用した医療サービスを手掛けるテンパスという会社を買収
テンパスという会社は、様々なアメリカの病院の医療データや遺伝子検査データが集められており、
それをAIに学ばせて最適な治療を患者に提供している会社です。
②日本の病院や医療のトップとも連携して様々なデータを集積してAIに学習させる。
これもアメリカのテンパスの手法を使って日米連携をして患者への最適医療を提供する。
③日米以外にEUとも連携をして行って地球上の医療データを網羅してAIに学ばせ、ゆくゆくASIとして
育てて行く。
まあこのような構想ですよ。
最新の薬や手法を使っても、全てに効果がある薬や手法というものが現在存在していません。
人間って実に様々ですから、画期的手法が出て来ても、
この人には効果があったが、この人には全く効果がないと言う事が必ず起きます。
だからあらゆる医療データや優れた医者の知見をＡＩに学ばせて、その人に取って最適な
治療方法を提供する事が、がん撲滅には欠かせないのです。
そういう意味で孫さんの行おうとしている壮大な試みは高く評価してしかるべきです。