思わせぶりな新入社員18

ちょっと気まずい沈黙が流れたが、すぐにTちゃんが機転を利かせて
「あ、私、お水汲んできますね、、ここのお店どうやらセルフみたいなんで、、」
「あ、ああ、ありがとう、Tちゃん。」
僕はややしどろもどろになりながら答えた。すかさずKちゃんが小声で話しかけてくる。
「「ねぇねぇ、さっきのこと、、」
「なに、、？」
僕はてっきりさっきのメモ帳のことだと思っていたが、話しは仕事中のメールのことだった。
「先輩、お店ですごかったですよ！？今でも話題になってるって聞きますよ？あ、私はもうやめちゃいましたけどね。でも、、んふっ、プライベートってこともできなくはない、、きゃはっ♡」
この子は完全に勘違いしてる、、僕のそっくりさんがいわくつきのお店に行ってたんだろう、、
えらい迷惑だ。でも、まてよ、、上手くいけばKちゃんとムフフなことも、、？このまま勘違いさせておくのもアリかも！？僕に悪い考えが浮かんできた、、。

　　　　　つづく