思わせぶりな新入社員6

真剣な顔つきで僕を見つめ続けるTちゃん。
焦りまくる僕、、なにがどうなってるのか全く分からず、全身脂汗がダラダラと流れる。窮地に立たされた僕がやっと言えた一言が、
「あ、あの、、Tちゃん？ぼ、、僕、結婚してるしさぁ、、会社の人、、見たら大変、、、だよね？」
黙ってじーっと僕を見つめ続けゆっくり一歩一歩近づくTちゃん、、。
「Tちゃん？、、Tちゃん？？」
ついに僕にピタッとくっつき、喉元のネクタイを指に巻きながらささやくように、
「せ・ん・ぱぁー・い、、、んふっ、、Tねぇ、、んふっ、、」
生唾をゴクッと飲み込んだ僕は、もう覚悟を決めた。両腕を彼女の後ろに回して、ぎゅっと抱きしめようとしたその瞬間だった、、
「えーっ！？やだぁーっ！！先輩本気にしてるぅ～！！おもしろ～い！」
そういうと僕から紙をサッと奪い取り、ぱっと見を翻し部屋から出て行った、、
全身から力が抜け、汗だくになった僕はその場にへたり込んでしまった。
なんなんだ？今のは、、
しかしこれだけでは済まなかった、、