幼馴染15

「ごめんね、久しぶりなのに泣いてばかりで」
「ううん、僕のほうこそ、、」
「あのね、、ずっとずっと辛くって、Aくんが行ってしまうまでに何かできたんじゃないか？って、、私からすると突然いなくなっちゃうんだから、、永遠にこの瞬間が続くと思ってたし、、
Aくんに対して(なんで？どうして？)って気持ちもあったけど、、自分自身にも腹が立つというか不甲斐ないというか、、大切な人を失ってしまったんだっていう現実だけが取り残されちゃって、、あー、なんか上手く言えない！！
でも、でもね！！今は嬉しくて泣いてたんだ！
ずるいよ！こんなふうに優しくしてくるなんて！
ずるいよ、、今になって迎えに来たなんて！」
そう言ってMちゃんは僕の胸元に飛び込んできた。僕はしっかりとMちゃんを抱きしめた、、
6年間の愛情をこめて、、。

　　　おしまい