- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「空白」レビュー☆
2022年01月29日 23:10
古田新太、松坂桃李主演他。空っぽの世界に、光はあるか。はじまりは、娘の万引き未遂だった―。ある日突然、まだ中学生の少女(伊東蒼)が死んでしまった。スーパーで万引きしようとしたところを店長(松坂桃李)に見つかり、追いかけられた末に車に轢かれたというのだ。娘のことなど無関心だった少女の父親(古田新太)は、せめて彼女の無実を証明しようと、店長を激しく追及するうちに、その姿も言動も恐るべきモンスターと化し、関係する人々全員を追い詰めていく。現代の「罪」と「偽り」そして「赦し」を映し出す、吉田恵輔監督オリジナル脚本で挑むヒューマンサスペンス。
6/10点!!悪い人はいない、悪い状況があるだけだ。コントロール不可な自分の半身(子ども)がいる親という存在は弱い。その半身を失ってしまったら当然真っ直ぐ立っていられない。どのキャラクターの気持ちも痛いほど理解ったし、人と向き合うことでしか生まれない救いもあるのだと思いました。加害者側とされる青柳や事故車の運転手はどこまでも誠実な人物として描かれ、そんな彼らが弁明の機会も与えられず責められ続けても逃げずに憔悴していく姿に人ひとりの命の重さや影響を感じざる得なかったです。古田新太と寺島しのぶを吉田恵輔がぶつけるとか、どんだけ強いアクがくるのかと構えてたけど、いつもよりエグくなくて少し肩透かしでした。あと藤原季節の話し方が紙兎ロペだった(笑)今の世の中でメディア報道の偏った加熱ぶりは糾弾されるべきだと思うので、もう少し強いボールでも良かったように感じました。全体的にテーマはキツイものだけど、目線は温かくて、辛い状況の中でも人を信じてみたくなる作品でした。2021年公開。
このデジログへのコメント
ツタヤで並んでいて、気になってたんですよね。
ユリさんが肯定的な評価なら、観てみようかな。
シンドいのは、ちょっと辛いけど。。。
> morio-guyさん
いつもの吉田監督よりはエグくないしキツくなくて温かい作品なのでぜひ(^^)
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