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「カラミティ」レビュー☆

2021年09月13日 01:47

「カラミティ」レビュー☆

伝説女性ガンマン、カラミティ・ジェーンことマーサ・ジェーン・キャナリーの子供時代の物語。12歳の少女は、家族のために髪を切り、ジーンズをはいた。マーサは家族とともに大規模な幌馬車隊で西に向けて旅を続けていました。旅の途中、父親が暴れ馬で負傷し、マーサ家長として幼い兄弟を含め、家族を守らなければならない立場になってしまいます。普通の少女であったマーサは、乗馬も、馬車の運転も経験がありません。そんなマーサは、少女であるがゆえの制約に苛立ち、家族を守り、世話するために少年の服を着て、少年のように振る舞うことを決心します。女性女性らしくという時代にあって、マーサ生き方は、古い慣習を大事にする旅団の面々と軋轢を生みます。更には、野獣に襲われているところを助けてくれたサムソン少尉旅団に引き合わせたことで、マーサは大きなトラブルに巻き込まれていきます。そして・・・。「ロング・ウェイ・ノース地球てっぺん」のスタッフが集結。平原女王カラミティ・ジェーン誕生の物語。2020年アヌシー国際アニメーション映画祭グランプリ受賞作品。

3/10点!!「トイ・ストーリー」のジェーンのモデルになったともいわれているカラミティ・ジェーンの幼少期のお話です。アヌシーでグランプリを獲るほどの作品かといわれれば疑問ですが、一人の少女ありのままに生きることをコミュニティで認められるまでの成長期としては、まとまり良く仕上がっています。でも、隊を離れてから戻るまでのお話なので短編で観たい内容ではあったかな。アメリカ西部開拓時代が舞台なのにバリバリフランス語なのが違和感ハンパなかったけど、星空や草木、山々が北欧の柔らかいタッチで目に優しい色合いなのが素敵でした。主人公はハードボイルドなのでミスマッチだったけど(^^;) ジェーンの表情が暗いことが多くて、もっと感情を吐露したり怒ったり笑ったりがあった方が12歳の冒険記として同世代の共感を得られると思います。あとは、結果的に成長記にはなったけど、ジェーンの行動は行き当たりばったりで何の勝算もない危なっかしいことの連続なので、ひやひやしたり「それはダメだろ」という行動も多くて、何だか子どもの一日を盗み見ているような気分に。アヌシー国際映画祭の歴代グランプリは「夜明けを告げるルーの唄」「平成狸合戦ぽんぽこ」など猛者揃いなので、これか?うーん??という感じです。2021年公開。

このデジログへのコメント

  • ひげひげ 2021年11月12日 00:57

    先日見てきました。
    美しい絵でしたね。バンドデシネをアニメ化したような印象でした。

  • ユリ 2021年11月21日 02:16

    > ひげひげさん
    絵画にしてそのまま飾りたい美しさがありましたよね(^^)宮崎駿候補くらいに言われている監督らしいので、これからが楽しみですね♪

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