- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」レビュー☆
2020年06月30日 22:41
シアーシャ・ローナン主演他。今日も「自分らしく」を連れて行く。ベストセラー作家ルイーザ・メイ・オルコット。彼女の恋は「若草物語」で綴られる。19世紀、アメリカ、マサチューセッツ州ボストン。マーチ家の四姉妹メグ(エマ・ワトソン)、ジョー(シアーシャ・ローナン)、ベス(エリザ・スカンレン)、エイミー(フローレンス・ピュー)。情熱家で、自分を曲げられないため周りとぶつかってばかりの次女ジョーは、小説家を目指し、執筆に励む日々。自分とは正反対の控えめで美しい姉のメグが大好きで、病弱な妹ベスを我がのように溺愛するが、オシャレにしか興味がない美人の妹エイミーとはケンカが絶えない。この個性豊かな姉妹の中で、ジョーは小説家としての成功を夢見ている。ある日ジョーは、資産家のローレンス家の一人息子であるローリー(ティモシー・シャラメ)にダンス・パーティーで出会う。ローリーの飾らない性格に、徐々に心惹かれていくジョー。しかしローリーからプロポーズされるも、結婚をして家に入ることで小説家になる夢が消えてしまうと信じるジョーは、「私は結婚できない。あなたはいつかきっと、もっと素敵な人に出会う」とローリーに告げる。自分の選択でありながらも、心に一抹の寂しさを抱えながらジョーは小説家として自立するため、ニューヨークに降り立つ。作家ルイーザ・メイ・オルコットは、主人公ジョーに自分の生き方を重ねながら、ベストセラー著書「若草物語」を書きあげた。これは、彼女が小説家になるまでの物語。
8/10点!!小説や映画で何度も「若草物語」には親しんできましたが、グレタ・カーヴィグ版は、台詞も物語も跳ねるようなリズムで波に乗せていく感じで、絶妙にバランスで配置されています。これもあれもいれたいみたいな、少し詰め込み過ぎな感じもしましたが、素敵でいつまでの浸っていたい世界観です(*^¬^*)アルバムを捲るかのように目まぐるしく時系列がいったりきたりするので、原作を知らないとついていくのが難しいかも知れません。多くの人に親しんでもらうべき作品なので、そこは十代や原作を知らない人でも楽しめるように作って欲しかったです。豪華な出演者たちのハーモニーが素晴らしいのは言わずもがなですよね。全員、悩みや葛藤を抱えながらも、小説のイメージより、とても生き生きと輝いていて、四姉妹で笑い合うことで得られる活力や、個性が強い四姉妹を支える母親という存在の大きさが、スクリーンから溢れんばかりに伝わってきました(*^▽^*) 「ボヴァリー夫人」のエズラ・ミラーもそうでしたが、ティモシー・シャラメの、美青年が純文学の中にいる破壊力がハンパないです。「君の名前で僕を呼んで」より骨格もしっかりしてきて、ティモシー・シャラメ史上最強なんじゃ・・・(*´∇`*) ローリーの気持ちが変化していく過程の表現がもう天才的です(*゜Q゜*) ローリーの四姉妹との関わり方も好き。でも「君と結婚できないなら死も同然」みたいなこと言っておいて、数年後、妹と結婚してサラッと現れるのはいかがなものか?軽い嫌味みたいなのも入ってるんじゃと憶測してしまいます(--;) シアーシャ・ローナンとフローレンス・ピューの相性も良くて、ジョーがローリーの結婚を知った時の胸がかきむしられるような切なさと後悔がビシビシ伝わってきて、3人とも上手いなぁと驚きました。メグが普通の幸せを求める他の姉妹と違う葛藤も、下手をすると俗物的になってしまうところを、エマ・ワトソンが絶妙な匙加減でコントロールしていて、上手いなぁと思いました。欠点や強すぎる個性も愛し慈しめば、こんなにも温かなものに実るのだという、普遍的ないつの時代になっても心に響く名作です。2020年公開。
このデジログへのコメント
「若草物語」“Little Women”
米国の大ベストセラー
出逢いは、原作を読んだ高校の頃かな
長文読解の受験勉強用
1949年製の映画も、実に秀作です
現代版も眞に愉しそうですね
> まんかつさん
私は小学生の頃に読みましたね。その後も何度か読んでます。男性は「若草物語」をどういう理由でどのくらいの人が読んでいるんだろう?と聞いてみたいです。
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