趣味は読書、筋肉

世間は少しずつ、動き出して来た。
基準の変わった世界で、模索しながら。
仕事のある日でも、午後3時前には、家にいる。
テレビばかり見ている。
ふと、腹筋をやってみようと思った。
数日前のことだ。
もちろん、60近いおじさんのやることだから、大したことは出来ない。
テレビのコマーシャルを見ながら、10回。
それを、１日の中で不定期でやっていたら、少し筋肉が付いて来た。
ワンセットは10回に決めているので、筋肉痛にもならない。
子供の頃、野球が好きで、中学で野球部に入った。
最初は、短距離ダッシュ。腕立て伏せ、腹筋などの、基礎体力作り。
その頃は、顔をしかめるほどの筋肉痛に耐えながら、毎日練習した。
今は、痛いのは嫌いである。
ジョギングよりは、ウォーキングである。
そんな、適当なやり方でも、筋肉が出来て来るのが分かって、単純に嬉しい。
武田真治が「筋肉は裏切らない」などと、言ったとか言わないとか。
少し分かる気がする。
今は、腹筋だけだが、いずれは腕立て伏せ、背筋まで、セットでやれたらと思う。
筋肉を付ける、或いは筋肉に変えるのは、単純な繰り返しの運動で、運動神経が関係無いのが良い。
極端に言えば、10回と決めても、その時10回出来なくても良いのだ。
あまりに、適当にやっていたので、一日の間に、10回を5セットやることにした。　
完全にスキマ時間にである。
トータル50回ということなら、5回10セットでも良いと思っている。
筋肉が少し付いたからといって、他のところがかっこよくなるわけでもなく、人間性が変わるわけでもない。
暇つぶしと自己満足なのである。