趣味は読書、「変なおじさん」

志村けんが亡くなって、自伝が緊急増刷されたので、今、読んでいる。
漫才ブームが来るまでは、ずっと「全員集合」を見ていた。
特に好きだったのは、短足相撲取り。
志村けんが、超短足の相撲取りになり、他の弟子達と同じ稽古をするのだが、短足のために、うまく出来ない。
その様子がとても面白かった。
「ひょうきん族」が若者向けで、僕はある時から、「全員集合」が子供染みて見えて「ひょうきん族」に変わってしまった。
たけしが好きだったのだ。
ビートたけしは師匠の深見千三郎から、「笑われるのではなく、笑わせるのだ」と教えられたというが、志村けんは笑わせるのではなく笑われるのだという。
そして、いくつになっても文化人にはならないと決めたそうだ。
たけしやタモリやさんまが、適当に笑いを混ぜるコメンテーターや司会者になる中、志村けんはコントをやり続けた。
そういう意味では、偉くならなかったのだ。
まだ、読んでいる途中だが、本当に「変なおじさん」である。