- 名前
- ユリ
- 性別
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- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「真実」レビュー☆
2019年10月26日 21:28
カトリーヌ・ドヌーヴ主演他。「ママ、あなたの人生 嘘だらけね」―世界中にその名を知られる、国民的大女優ファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)が、自伝本「真実」を出版。海外で脚本家として活躍している娘のリュミール(ジュリエット・ビノシュ)、テレビ俳優として人気の娘婿、そのふたりの娘シャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、彼女の公私にわたるすべてを把握する長年の秘書―。“出版祝い”を口実に、ファビエンヌを取り巻く“家族”が集まるが、全員の気がかりはただ一つ。「いったい彼女は何を綴ったのか?」そしてこの自伝に綴られた<嘘>と、綴られなかった<真実>が、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く心の影を露わにしていき・・・。是枝裕和監督最新作にしてヴェネチア国際映画祭オープニング作品。
5/10点!!“ほんの小さな”という言葉が似合う、母娘にとっては大きな、後の人生を照らす歩み寄り、再会のお話でした。この小さな物語によくこれだけの名優たちを集めたなと苦笑というか、ちょっと食傷気味に(^_^;) 是枝監督がドヌーヴらに綿密なインタビューを重ねて作り上げたファビエンヌという女優は、まるでフランス版樹木希林でした(*゜Q゜*) 樹木さんとドヌーヴはやってきた役柄もタイプも違う女優なのに、名優と言われる人の行き着くところは同じなのかなと観ていて感じました。是枝監督は、シリアスではない本作のような作品だと、牙の抜けたライオンのように、何の突き刺さりも衝撃もない緩いワルツのようになってしまっていました。言葉遊びは一見辛辣に見えて面白いですが、スパイスが全然足りないので、劇場にイビキが響き渡っていました。台詞を日本語で細かく調整出来なかったからかな?(>_<) マノンがサラの服を着て、それを見て皆が想いを通わせるシーンや、秋から冬にかけて母娘の修復を描いているところは美しかったです。母娘が抱き合うエモーショナルなクライマックスまでに既に眠くなってしまっていたのが敗因かな?(爆)私的には、もしサラおばさんにイザベル・ユペールを起用していたら、フランス版妖怪大戦争で面白かったと思います(爆)重いものを軽やかに、軽いものに重さを与える文化の差を乗り越えられなかった気がします。2019年公開。
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