- 名前
- ユリ
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- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「楽園」レビュー☆
2019年10月20日 01:37
綾野剛、杉咲花、佐藤浩市主演他。少女失踪事件から12年―未解決のまま連続殺人事件が起こった。Y字路から起こった2つの事件、そして容疑者の青年、傷ついた少女、追い込まれる男・・・3人の運命が繋がるとき、物語は衝撃のラストへと導かれる。彼らが下した決断とは―。楽園を求める私たちに、突きつけられる驚愕の真実とは?心えぐられる衝撃のサスペンス。
7/10点!!原作読んでます。違う時系列、違う場所で起きた話を映像化するので、「怒り」よりも難しかったと思いますが、上手く組み合わせている部分と、ここは外しちゃ駄目だろうという部分がありました。善次郎のターンに出てくるもう一匹の犬とレオのシーンは必須だったと思います。動物虐待上、難しいからカットしたのだと思いますが、二匹の行動で、人という無駄に考える動物の愚かさが浮き彫りになる大切なシーンなので(>_<) ちょっと意地悪してやろうとか、ちょっと懲らしめてやろうとか、自分の中にある鬱憤を自分より弱い人間にぶつける。それによって、やられた方が一生傷ついたり、命を絶ってしまうなんて思いもしない。自分の大切な人たちが同じ目に遭ったら怒り狂うくせに、圧倒的に想像力が足りない人間がこの世にはたくさんいます。そしてそんな人たちは事が起こってしまうと「そんなつもりじゃなかった。俺のせいじゃない。」と必ず言うんです。柄本明さんが久々に人間の弱さの象徴として、凄い膿んだ演技をされていて、「もう背負えない。」とか殴ってやろうかと思いました(爆)原作のラストには驚かされたので、本作は見せすぎかなぁと思います。善次郎が事件に至るまでの心理をもう少しわかりやすく見せてくれても良かったかなと感じましたが、観客に投げるラストは秀逸です。こういう映画は好きです。人は人と思いを通わせられなければ生きていくのは難しくて、だからこそ、どんな言葉が心の芯まで届くのか、どんな言葉が生きる糧に繋がるのか、よく思いやることが大切なのだと改めて背筋が伸びる作品でした。2019年公開。
このデジログへのコメント
未見ですが、原作と映像化作品との違いは、
常にありますよね。。
原作者と読者、映像制作と観客、
さらに原作者と映像制作者(同一の場合も)
色々な思いが交錯するものですからねぇ
> Hiro7100さん
でも吉田さんは映画化に関しては関わっているか、褒めることが多いですよね。今回も対談とか積極的に褒めてましたし。でも時系列ごちゃごちゃ系はやっぱり難しいなと感じました。
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