- 名前
- ユリ
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- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「リグレッション」レビュー☆
2019年06月08日 02:19
イーサン・ホーク主演他。謎に包まれた少女暴行事件。真実は彼女の“記憶”の中―1990年、アメリカ・ミネソタ州。刑事のブルース・ケナー(イーサン・ホーク)は、父親の虐待を告発した少女アンジェラ・グレイ(エマ・ワトソン)の事件を取り調べる。驚くべきことに、訴えられた父は、記憶がないにも関わらず罪を認め、ケナー刑事は著名な心理学者の協力を仰ぐことに。アンジェラの記憶をたどりながら事件の真実を追うケナー刑事は、やがてこの街に秘められた恐るべき巨大な闇に迫っていく。1980年以降、アメリカでは悪魔崇拝者による儀式が次々と告発され多くの人々がパニックと疑惑の渦に巻き込まれた。「アナザー」のアメナーバルが仕掛ける実話に基づく衝撃のサスペンス。
7/10点!!私はクライム系やスリラー映画は苦手ですが、これは人間の“思い込み”の心理を突いていて、事件の全容がひっくり返されるまで見事に罠にハメられましたw(・0・)w もう、この映画のあらすじを知って観始めている時点で皆、思い込まされてしまうと思います。清廉潔白の象徴のようなエマ・ワトソン、アメリカでの悪魔崇拝の立ち位置、被害者たちが襲われ怯える姿、すべてのピースが見事に互いを引っ張り合っており、悪魔崇拝描写のホラー&スリラー映画感が凄くて、種明かしをされた後でも普通に夢に出てきそうなくらい深層心理を刺激されました。(つまりは怖くて寝れない)当時、こういう類似事件が本当に幾つもあったそうですが、本当にアンジェラのような心理学に詳しいわけでもない、たった一人の人間が集団ヒステリーを引き起こすことが可能なのでしょうか?敢えて言うなら、対象が家族だから、攻めるポイントがわかっていたということなのでしょうけど、他の大人たちも皆丸め込まれちゃってるからなぁ。恐怖は最初のドミノだけ倒せば後は勝手に連動してくれるものだと言いますが、本当にこんなことが起こるのでしょうか?アンジェラの父の「母を死に追いやった飲酒の罪」と「家族から逃れたいがために父に5年ほどの実刑をくらわせる罪」とどちらが重いかと聞かれれば、アンジェラの味方をしてしまいそうですが・・・悪質度を問えば難しくなってくるだろうし、う~んと考えてしまいます。心理学者も人が人の心理を扱うのだから、幾ら科学的に証明されていようが、実績を積もうが、100%の正解や望んだ答えにたどり着けるなんてきっと出来ないんだろうなぁと、人間の深層心理の闇をなめてたことに気付かされてしまう作品です。怖い!!2018年公開。
このデジログへのコメント
> はるさめ~さん
あ。でも一般評価は「凡庸」と低めなので、私はこういう映画は観慣れてないので普通に楽しめた感じです。
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