- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「かごの中の瞳」レビュー☆
2019年05月15日 00:20
ジェイソン・クラーク、ブレイク・ライヴリー主演他。あなたの愛に、私は閉じ込められる―。ジーナ(ブレイク・ライヴリー)は夫のジェームズ(ジェイソン・クラーク)と、タイのバンコクで幸せな結婚生活を送っていた。子供の頃の交通事故で失明してしまったジーナだが、ジェームズの献身的な支えで、何の不自由もなく暮らしている。ある日、医師のすすめで角膜移植にチャレンジしたジーナは、片目の視力を取り戻す。喜びに震えるジーナの瞳が初めて見たのは、想像していた素敵な夫ではなく、地味で平凡な中年男の姿だった。心の奥底に眠っていた好奇心や冒険心が目を覚ましたジーナは、髪を染め流行のファッションで着飾り、外の世界へと飛び出していく。一方、ジェームズは、徐々に嫉妬と疑念の思いを抱き始めていた。ところが突然、ジーナが再び視力を失い始まる。美しく変わっていく彼女に疑いと嫉妬を抱く夫。そんな二人が犯した裏切りが引き起こす、衝撃的な“愛の結末”。観る者を恐れと疑問に突き落とすスリリングな極上サスペンス。
7/10点!!視力が回復する前からジェームズのジーナへの愛は、ジーナの幸せではなく、かなり利己的で独占欲が強く、移植の提案も、ジェームズからしたのではないんだろうなと思いました。そういう絡めとられるような視線って眼が見えないと余計に気づきそうなものだけど、確かめる術がないんですよね。この夫婦の場合はきっかけが命に関わるものだから極端ですが、夫婦って成長しよう変わろうとするタイミングが同じとは限らないし、男性の方が数年レベルで遅れてやっと重い腰をあげるということが少なくない気がします。で、女性は数年先に行っちゃってるから足手まといとは言わないけど、せめて邪魔はしないでとなるし、同じ目線に立ってくれる相手を探してしまうのも少しだけ仕方ない気がします。夫婦のすれ違いぶりがリアル過ぎて怖いです(^^;)ジェームズはこれまでジーナを支えるのは並大抵のことでなかったはずなのに、何故ジーナとともに変わるのではなく、ジーナを戻そうとしてしまったのだろう?これだけジーナのために尽くせた男性なら彼女のために変われるはずなのに。キャパオーバーだったのかな?ジーナは最後はジェームズのことを大切に思っていたように感じました。子どもも、ジェームズの子かも知れない。二人とも疑心暗鬼になって互いに話し合いをせずに本心を見つめ合わなかった悲劇だと思います。核心に迫る箇所を曖昧に描いているのが、本心とか愛はあったのか?とか色々考えてしまい、物語にハマっていく構成が見事だなぁと、スピーディーではないのに、最後まで飽きずに観られる作品です。2018年公開。
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