- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 毎日元気に働いてます ゆっくりだけど、はっきり喋ります^^ 嫌がらせを受けていたの...
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カントリーアイランド
2019年04月15日 11:22
金曜日の夜の時点で、娘たちが
「どこかへ行こうよ!!」と催促してきました
とは言え、車2台のメンテナンスもあるので
私がやるべきことはひとつ
(超早起きして、車のメンテナンスを終わらせる)でございます
なので、土曜は3時起き
そっとベッドを抜け出し、ガレージへ移動して
セッセとジャッキアップ&ホイールを外し
ブレーキフルードを交換
が、しかし
ついでにやろうと思っていた、ミッションオイル交換
オイルがない
買ったと思っていたのは、ただの勘違い
やむなくブレーキフルードだけで終わりました
お片づけも終え、お部屋に戻ると
まだ寝てる娘たち
なので、朝食を作り愛犬を庭で遊ばせ
久しぶりにのんびりとした朝
7時を過ぎた頃、娘たちも起床
いつも早起きな2人が、珍しくお寝坊さんだったので聞いてみると
「どこへ行くか想像していたら、興奮して寝付けなかった」
小学生の遠足前日みたい
で、どこへ行きたいのか聞いてみると
「まだ決まってない」
ま、どこへ行くか決めずにドライブというのもいいんじゃない
車に着替えと飲み物、食べ物を載せて
とりあえずあてもなく出発
オーディオにスマホで音楽をとばして、ちょっとしたコンサート会場さながら
女3人寄ると”かしましい”と言いますが、2人で十分騒がしい
あてもなく走り始めて4時間
そろそろお昼でも、と思った頃には
西の外れ、アングルシーという島までやってきました
レストランの看板も小さく、やっと見つけたお店で食事をして
しばし散策
「今日はどこかに泊まる?せっかく来たんだし」と問いかけると
2人とも超ゴキゲン
そういえば、どこかへ旅行しても日帰りがほとんどで
泊まった事はないな
まさかこんなに喜んでくれるとは、予想外
リリーがスマホで宿を探し、5分ほどで到着
受付で出迎えてくれたのは、超ムスっとしたおじいさん
おじいさん「泊まるのか?」
私「そう、3人ね」
おじいさん「移民か?」
私「私だけただの外国人。娘たちは(イギリスの)国籍を持ってるわ」
おじいさん「旦那はどうした?」
私「10年前に死んだの」※説明するのが面倒なので、大抵こう答えてます
おじいさん「もう1度確認だ。本当に母親か?」
私「ええ、どうして聞くの?」
おじいさん「ん・・・気を悪くするなよ?」
私「ええ」
おじいさん「何と言うか、若すぎる。歳が2人(娘たち)と変わらないように見えるぞ」
娘たち「正真正銘、私たちのママよ」
おじいさん「そうか、いや、すまなかったな。楽しい旅のお手伝いをさせてもらうよ」
私「ありがとう」
おじいさん「会計は前払いだ。いいかね?」
私「ええ、大丈夫よ」
おじいさん「3人で50ポンドだ」
私「え?安くない?」
おじいさん「今金額を決めた。文句があるか?」
私「ないよ。でも、安過ぎない?」
おじいさん「気にするな。私は頑張ってる人間が好きだ。女性ならなおさらだ。私を産んだのも女性だからな(おじいさんの母親のこと)」
私「ありがとう!」
アン「ねえおじいさん、あの木刀(Bokutou、日本語)はおじいさんの?」
おじいさん「木刀を知ってるのか?」
アン「私もママも、日本がルーツよ。私は国籍も2つあるわ」
おじいさん「それを早く言いなさい!君(私を指して)は日本人なのか?」
私「ええ、日本人よ」
おじいさん「私は40年前に日本で剣道の修行をしていた。今でも鍛錬は欠かさない。そうか、日本人か」
おじいさん「お会計を間違えた、3人で30ポンドだ」
私「さらに安くない!?」
おじいさん「いいんだ、日本で私はとても親切にしてもらった。ここには日本人はほとんど来ない。観光地ではないからな。久しぶりに日本を感じられるんだ、無料でもいいくらいだ」
おじいさん「タノシンデ。ゴハンハロクジニタベル(楽しんで。ご飯は6時に食べる※夕食は18時に提供するの意味)」
リリー「ありがとう!何年ぶりに日本語を話すの?」
おじいさん「(少し考え込んで)ニジュウ・・・ゴネンクライ(25年くらい)」
リリー「素敵な発音ね!!」
おじいさん「アリガト!」
やっぱ、私は持ってますな
案内されたお部屋は、ここで一番いいお部屋で
目の前に広がる海と、広いお部屋
バーも建物の中にあって、とても快適に過ごせました
おじいさんはとことん親切で
おじいさん「あの派手なアメリカ車は君のか?」
私「ええ、あの場所だと邪魔だった?」
おじいさん「いいや、目立つから私のガレージに入れておきなさい。通りがかりの悪ガキが悪さしないとも限らん」
と、とっても親切
おじいさん「近くを歩くなら、ここに泊まってると言いなさい。迷っても誰かがここまで連れ帰ってくれる」
とにかく親切
※こっちの人は、とってもドライかものすごくグイグイ来るかの2極なのですが、このおじいさんはトコトングイグイ来るタイプでした
夕食は豪華(無料でした)お酒もジュースも飲み放題(無料でした)お部屋は綺麗で快適(Wifiも無料でした)と
いいことずくめのプチ旅行なのでした
せめていくらかお金を落とそう、と
帰り際にはスーパーに立ち寄り、食材その他をたくさん買い込んで
また来ようね、と3人で話したのでした
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