又負けた・・・

去年までのお客さんに、

広島　阪神に１９年ぶり６連勝
2007年5月16日（水） 6時4分　スポーツニッポン


　【広島７−２阪神】ここぞで頼りになるのはやっぱりベテランだ。広島の前田智がひと振りで試合の流れを決めた。初回、１点を先制して、なお続く好機で６号３ラン。

　「失投を逃さなかった。ひと振りで決めることができた。勢いの付く攻撃になったと思う」

　下柳の初球は胸部スレスレの厳しい内角球。それでも２球目のスライダーをひるまず踏み込んだ。９日の中日戦以来５試合ぶりの一発。昨季５打数無安打に抑えられた左腕を攻略して、悠然とダイヤモンドを１周した。

　野手キャプテンを務める１８年目は、１４日の指名練習に志願参加。６連戦の疲れもみせずランニング、フリー打撃と軽快な動きを披露した。４月中旬は２割台前半だった打率も・２９７まで上昇。２０００本安打まで残り５６本とした。

　昨季６勝１４敗２分けなど阪神には５年連続負け越し中。それが８８年以来１９年ぶりの６連勝で昨季を上回る７勝目を早くもマークした。

　「プレーオフに進むためにも、苦手のチームはつくらないに越したことはない。自分たちは挑戦者。はい上がっていくチームなんだ」と前田智。目標はプレーオフ進出。借金２とした広島をベテランが引っ張る。

　＜阪神　下柳失策で自滅＞コイににらまれた虎が４連勝でストップ。広島戦は８８年（１０連敗）以来の６連敗となった。初回に下柳が１死一、二塁のピンチを招くと、新井の高いバウンドの処理を焦って一塁へ悪送球（記録は安打と失策）し、あっさり先制点を献上。続く前田智にスライダーを右翼席に運ばれ、いきなりの４失点。これが最後まで響いた。下柳は「オレ１人のミス。きょうはオレ１人が悪い」とガックリ。岡田監督は「１点に抑えとけばいいけど、その後に一発やからな…」と嘆いた。
[5月16日 6時4分 更新 ] スポーツニッポン