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「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」レビュー☆

2018年11月24日 01:55

「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」レビュー☆

アリシア・ヴィキャンデル主演他。18世紀後半、ヨーロッパ教会の力を背景に貴族圧政を敷いていた時代。1766年、英国王太子の美しき娘カロリーネ(アリシア・ヴィキャンデル)は、故郷を離れ、デンマーク王・クリスチャン7世(ミケル・ボー・フォルスゴー)のもとに嫁いできた。聡明な彼女は、王との結婚生活に胸躍らせていたが、無礼な振る舞いを繰り返す夫に失望し、愛情を抱くどころか、憎しみさえ感じていく。そんな中、王の子を身籠った彼女だが、夫との面会を拒み続けた事で、唯一の友である女官を追放され、さらに孤独を深めていく。1786年ドイツ医者として働くストルーエンセ(マッツ・ミケルセン)は、精神不安定な王の侍医に選ばれ、共にデンマークに帰国する。一方、王に対し心閉ざすカロリーネは、ストルーエンセにも心を閉ざすのだが、啓蒙思想に傾倒する彼に共鳴し、距離を縮めていく。豪華スタッフ&キャストで贈る、デンマーク王室最大のスキャンダル

9/10点!!デンマークにもフランス革命ばりの歴史が!!王宮あるところにスキャンダル欲望はつきものなのですね~(>_<)大体、歴史に沿った内容みたいですが、コッポラの「マリー・アントワネット」みたいに主人公のカロリーネ、王のクリスチャン、侍医のストルーエンセの3人が基本皆良い人で責められるいわれがないみたいに描いているところが、何だかもったいなかったです。野心家と言われたストルーエンセなんて朴訥とし過ぎていて、逆に怖かったです(^^;)なので、副題の「欲望」は保守派貴族たちのことです。ストルーエンセを演じているマッツ・ミケルセンは“北欧の至宝”と言われていてデンマーク1の美男子だそうですが、ヴィゴ・モーテンセン系でいまいち魅力がわからない・・・髭がある方がかっこいいかも(--)アリシア・ヴィキャンデルが本当に可愛らしいのに情熱的なガツガツさが顔に出ているので、好きです。本作は上映時間137分と長いのですが、ほう~って贅沢な気分でずっと観ていられます。カロリーネの長女はデンマークに残されたみたいですが、虐待とか悪口とかにあわなかったのでしょうか?あいましたよね、多分。マリー・アントワネットもそうですけど、外国から来た嫁を王宮内外から孤独に追い詰めたら、そりゃおかしくなるよ。しかも二人とも10代で。しかも、イギリスからしたらデンマーク語なんてめっちゃ難しいだろうし。(フランス語もしかり)この世代では救われなかったですが、カロリーネの長男が16歳で宮廷クーデターに成功したってことだけが両親への救いかな?16歳ってこれも相当の覚悟だったんだろうな、凄いなと当時に思いを馳せてみたくなる作品です。デンマークを知りたい方はぜひオススメです。2013年公開。

このデジログへのコメント

  • ロクロウ 2018年11月27日 17:47

    あんまりなタイトルですが、よくできた作品っぽいですね~!観たくなりました。作品紹介ありがとうございます!!ヨーロッパのどろどろのダークさ、いいですよね!!

  • ユリ 2018年11月28日 09:04

    > ロクロウさん
    タイトルが残念ですよね(^^:)王宮ものは面白いですよね。

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