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「千年の愉楽」レビュー☆

2018年11月07日 23:45

「千年の愉楽」レビュー☆

寺島しのぶ主演他。女は孕み、子が生まれ、路地から人が溢れ出す。あの世よりこの現世へ。生きてみることこそパンパイよ・・・。紀州路地に生を受け、女たちに圧倒的な愉楽を与えながら、命の火を燃やしつくして死んでゆく、美しい中本の男たち。その血の真の尊さを知っているのは、彼らの誕生から死まで見つめ続けた路地の高婆・オリュウノオバ(寺島しのぶ)だけである。年老いて、いまわの際をさまよい続けるオリュウの胸に、この路地に生き続け、もがき。命を溢れさせて死んでいった美しい男たちの物語が甦る。己の美しさを祝うように、女たちの愉楽の海に沈んでいった半蔵(高良健吾)。火を噴くように生きていたいと切望し、刹那の炎に己の命を焼き尽くした三好高岡蒼佑)。路地から旅立ち、北の地で立ち上がろうともがいて叩き潰された達男(染谷将太)。生きよ、生きよ、お前はお前のまま、生きよと祈り続けたオリュウ。うたかたの現世で、生きて死んでいく人間を、路地の人間の生き死にを、見つめ続けたオリュウの声なき祈りが、時空を越えて路地の上を流れていく。鬼才・若松孝二の最後の叙事詩。生まれて、死んで、生まれていく生命。命の炎を燃やす美しい中本の男たちと、生と死を見守る女の物語。

3/10点!!若松監督の作品は出演者が好きな方ばかりなので、いつも観てしまいますが、強いメッセージ性と個人的にピントが合いずらいというか、今回は古典??みたいな感じでした。あと井浦新さんが好きなので、いつも「新さんを探せ」的な見方なのですが(笑)、最初から鬼気迫る中本の男を演じていました。井浦さんも高良くんも高岡くんもイイ男過ぎるので、女が放っておかないという設定も納得。達男の扱いが雑だったような(^^;)母性回帰みたいな役割だったと思うのであれで良いのですが、そこまでの件りをもう少しヒリヒリ描いて欲しかったです。あと、ずっと同じ曲が流れているので、盛り上がりもなにもないです。本当、流れ続けるお話なので、メリハリは大事です。あと、折角素晴らしい演技をしているのに寺島さんがお婆さんになってからシワが殆どないのがすごいミスだったと思います。どうしてシワなしにしたんだろう??とりあえず、重い腰をあげて鑑賞しました。2013年公開。

このデジログへのコメント

  • pekopoko 2018年11月08日 00:05

    映画館で鑑賞しました。なんか、不思議な作品でしたね。

    若松作品って「お金」との闘いみたいで、
    省けるところとか、勢いでごまかせる部分はそのまんま、ってところはあったのかな
    でも、妙に印象に残ってます

  • ユリ 2018年11月08日 03:23

    > pekopokoさん
    売れる映画を撮る方ではないですもんね。でも製作期間とか長そう。近所にとても有名な映画監督の方が住んでるのですが、おじいちゃんで、映画は自費で作って年金暮らしだって言ってました

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