- 名前
- nomiya8
- 性別
- ♂
- 年齢
- 80歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 私の酒は食前酒で飲むと陽気になり歌ったり踊ったり。信条は去る者は追わず来る者は拒まず...
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クビの効用?
2007年05月15日 18:40
以前サラリーマンの時、私と同期の隣のDev.の部長が「HMをクビにしようか?」と私に持ちかけてきた。HMと言うのは彼の部下ですが、Dev.が違っていても仕事上色々と係わり合いがあり、HMは私にとって扱い難い存在で時々彼との話題にも上がっていた。彼と私は会社からの帰宅方向が一緒で、時には一緒に帰る事もあり、帰宅途中の車内での話だった。
「クビにまでする必要は無いんじゃないの、それに俺が扱い難いからと言ってクビにしたんじゃ気が進まないよ」と私は関与を避けた。HMは彼がその前の会社が同じで採用した者で、一応彼の言う事は聞いている様に思えたが、彼自身もHMを余り評価していなかった。「クビにするだけの確たる理由か何かあればだけど、一応家族も居る事だし、そう簡単にクビにする訳にもいかないだろう」と言うと彼は「でもそうばかりは言えないぞ、本人自身が解らないで自分に向かない仕事をしていて、そのまま居るより、クビになった事で別の仕事について、良くなる事だってあるからな。ここに居るよりハッピーに仕事が出来て給料だって上がるかもしれないから、一概にクビにしたら可哀想とも言えないんじゃないか」と彼は平然と言ってのけた。確かに理性的には一理あるかも知れないが、必ずそうとも限らないし、それよりクビになるという屈辱感の方が本人に重く圧し掛かってくるようにさえ思えてしまう。確かに企業において、その人一人が居なくなったところで殆ど影
響は無いと、昔から良く聞いた言葉だった。確かに私もそうは思うが、サラリーマンにとって何とも寂しい言葉だと思った。それが故に私は私なりに、その組織において出来るだけ存在感を出したいと思ってやってきた。でもそれはあくまでも自己評価であって他が、上司は如何思っているかは別である。
彼から聞かされた事で、多少はその様な考え方もある事は理解できたが、果たして自分はその様な状況になった時、彼の言う様な裁断が出来るだろうかとの疑問も残った。
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