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『タイガーマスク』
2017年05月16日 23:54
昔はよかったと
ぼやいてもねぇ
ぼやくってのは
うしろ向きだし
┐(-。ー;)┌
ただ、懐かしむのなら、welcome♪
(土)深夜のTVアニメ『タイガーマスクW』。
たま~に観ている。
キャラクターやストーリーのテイスト、初代のとはだ~いぶ違う。
違うが、初代へのリスペクトは随所に感じられ、少し嬉しい ( 〃▽〃)
技術的な話になるけど、アニメーションにゼロックスが導入されたのが初代の時だった。
それまでは彩色のスタッフが手作業で動画をセルにトレースしていたのだが、手描きの鉛筆の線が直接セルにコピー出来るようになった。
このことで、鉛筆の線のかすれを活かした作画が可能になり、アクションシーンが劇的に進化した。
私は作画監督の森利男さんの下に居たが、若き日の森さんが作画監督したのが『タイガーマスク』だった。
鉛筆描きを活かした線、私の頃は《タッチ》と云っていたが、森さんが『タイガーマスク』をされていた頃だと《汚し》と呼んでいたそうだ。
私が『タイガーマスク』をTVで観ていたのは、勿論、森さんとは関係なく、小学生の頃の話。
森さんと出会う9年前だ。
アニメーションの『タイガーマスク』は、原作と絵柄が全然違う。
私は原作も大好きで、小学校四年から月に500円のお小遣いを貰えるようになると、『タイガーマスク』掲載誌の『週刊ぼくらマガジン』を買うようになる。
たぶん、1971年16号からだと思う。
この号から『仮面ライダー』の連載が始まり、その週の(土)からTVでも『仮面ライダー』がスタートする。
『週刊ぼくらマガジン』は、かなり先進的アグレッシプな雑誌だったが、そのせいか、廃刊の憂き目に!!
『タイガーマスク』と『仮面ライダー』は、『週刊少年マガジン』にお引っ越しとなるが、子供心に愛読誌の廃刊って、なかなかヘビーな体験だったように思う。
さて、TVアニメの『タイガーマスク』だが、連載開始時点では“日本プロレス”がまだ分裂前で、馬場と猪木が一緒に居たりする(笑)
途中で原作に追い付いてしまい、《覆面ワールドリーグ戦》以降は、オリジナルストーリーが展開することになる。
子供心に印象に残っているのは、広島の“原爆ドーム”の話。
猪木が“原爆ドーム”ミニチュアを手に、何か云っていた記憶がある。
そもそもが、主人公の伊達直人は戦争孤児。
孤児院『ちびっこハウス』で育った。
タイガーマスクのファイトマネーでちびっこハウスを支え、孤児の楽園みなし児ランド建設を夢見る。
同じく戦争孤児『あしたのジョー』の矢吹丈―――どちらも梶原一騎の原作―――が、原作者の非行を反映しているのなら、伊達直人は原作者の実家のクリスチャンの影響なのかも知れない。
まあ、反戦一色の『サイボーグ009』ほどではないにせよ、昭和40年代だし、どのアニメにも反戦色は強い。
『科学忍者隊ガッチャマン』、主人公は全員孤児だが、タツノコプロの作品では主人公に孤児が多い。
これは、初代社長・吉田竜男さんが戦争孤児だったからで、主人公が逆境にも敗けず強く明るく逞しく生きる様に魅力を感じ、その姿を描くことに人生を捧げたからだ。
アニメの『タイガーマスク』に話を戻すと、その最終回は圧巻! 壮絶すぎる。
虎の穴から裏切り者として、命を狙われるタイガーマスク =伊達直人。
虎の穴最高幹部との試合に挑み、勝利はするも、盟友・大門が死ぬ。
最終決戦、虎の穴首領との試合は、血で血を洗う壮絶な展開となる。
串刺しにされそうになり、これを避けるも虎の覆面が引き裂かれ、素顔を晒した伊達直人。
虎の穴から叩き込まれた反則技の全てを繰り出し、虎の穴の首領を血祭りに挙げた。
「あの、キザ兄ちゃんが……!」
タイガーマスクの正体を知ったちびっこハウスの健太たちは、直人がまた来ることを願うが、直人は一人、外国に向かう機上の人となった。
……ドラマとしては、滅茶苦茶盛り上がるものの、云わば公開処刑だ。
子供向けと考えると超ヘビーな結末だが、紛れもなく私の子供の頃の心の財産の一つではある。
https://www.youtube.com/watch?v=5n4iDm71W7c&sns=em
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この曲、大好きです♪
このデジログへのコメント
子供の頃は、根底に有るものが分からずに見ていました
時代を反映しているんですね
時代が変わっても引き継いでほしいものは
引き継がれているのか?
ちょっと心配です
> さくらな みきさん
白黒アニメの『遊星仮面』なんか
主題歌の歌い出しが
♪戦争を止めろ! だもの(笑)
反戦を当たり前とした
大橋巨泉さん 永六輔さん……
語り部も減りました.
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