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日本人に、日本の言葉で・・・

2014年04月27日 22:37

「もしも人間がある人を愛したら、その人の言葉で語りたいと思うでしょう」
ヨハネ・パウロ二世

日本では、あまり話題にならないでしょうが、
4月27日(日)、ヨハネ・パウロ二世元教皇列聖されます。
列聖とは、聖人として認められること)
ヨハネ・パウロ二世は、1981年に歴代教皇として史上初めて来日した人です。
あれから33年も経つので、覚えている人も少ないでしょうし、全然知らない人もいるでしょう。
でも、記念すべき日を迎えるにあたり、少しご紹介します。
「ついに日本に来ることができて、とてもうれしく思います」
これがヨハネ・パウロ二世の来日第一声でした。
東京カテドラルの聖マリア大聖堂前で、なんと日本語でスピーチを行い、皆を驚かせ歓喜させたのです。
その後、行く先々でおこなう日本語のスピーチは、来日が決まってから二カ月半、文字通り寝食の時間を削って勉強し準備してきたものでした。
「私は、平和巡礼者として、皆さんへの友情と尊敬メッセージを持ってこの日本に来ました。私の願いは、日本の皆さん一人ひとりに私の心からなる尊敬と愛を伝えることです」
それから四日間、東京広島長崎での超過密なスケジュールをこなしながら、どこでも、始終にこやかに人々と接し、誰にとっても忘れがたい温かな思い出を残しました。
ヨハネ・パウロ二世が日本でおこなった多くのスピーチのうち、最もよく知られているものは広島での平和アピールです。
このスピーチは、宗教民族の壁を超えて、聴く人びとの胸を打ち、平和を訴える全世界の人びとにいまでも取り上げられています。
戦争は人間のしわざです。
戦争は人間の生命破壊です。
戦争は死です。
こう日本語で切り出したあと、8カ国の言葉でスピーチを続け、最後にまた日本語で神に祈りました。
わたしたちがいつも憎しみには愛、不正には正義への全き献身、貧困には自分を分かち合い、戦争には平和をもってこたえることができるよう、英知と勇気をお与えください。
おお、神よ、わたしの声を聞いてください。
そして、この世にあなたの終わりなき平和をお与えください。
私はヨハネ・パウロ二世から学んだことが非常に多いです。
多忙の中、わずか4日間のために、寝食の時間を削って2ヶ月半、日本語を勉強して準備したという一事だけにおいても・・・。


★きっとよくなるヒント★
その人に分かってもらえるように努力する

このデジログへのコメント

  • SYUZO- 2014年04月27日 23:44

    あなたをリスペクトしています
    相手がリスペクトを知らなければ台無し
    知らないことも知らないのですから

  • なな♪ 2014年04月29日 23:22

    SYUZO-さん:そうですよね

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