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「鑑定士と顔のない依頼人」レビュー☆

2013年12月04日 00:35

「鑑定士と顔のない依頼人」レビュー☆

ジェフリー・ラッシュ主演、ジム・スタージェス出演他。物語の始まりは、ある鑑定依頼。天才鑑定士にして一流オークショニア、ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)。それは、資産家の両親が遺した絵画や家具査定してほしいという、ごくありふれた以来のはずだった。ところが、依頼人の女性は決して姿を現さない。やがて、彼女が屋敷の壁の向こうの隠し部屋にいることを突き止め、彼女の姿を覗き見たヴァージルは、美しいその姿に、心を奪われ、惹かれていく。さらに、美術品の中に、歴史的発見とも言えるとんでもなく価値のある美術品の一部を見つけー。全ての伏線が、集約され、鮮やかに騙される。だが、この物語には、まだその先がある。トルナトーレが仕掛ける極上のミステリー

9/10点!!繊細でいて、大胆。決して珍しい展開というわけではないのに、‘鮮やかに騙される’という言葉が、ぴったりの極上の映画です(*^¬^*) まず、主人公の初老のヴァージルが魅力的です。一見、人間嫌い、重度の潔癖症、絵画の女性しか愛せないと、かなりの偏屈ですが、オークショナーとしてユーモアたっぷりな饒舌な話術と天才的な鑑定眼を持ち、彼に協力する人たちは、彼の腕だけでなく、彼自身に魅了されているのが、よく理解ります。恋に溺れる老人という立場になっても、紳士の佇まいや威厳が失われないのは、流石のジェフリー・ラッシュというところでしょうか(^^) そんな彼が、屋敷で盗み見たのは、天使かと見紛う程に可憐女性クレアシルヴィアホークス)。彼女の心を溶かそうと、初めての恋を、慎重に大事に温めていくヴァージルの姿の素敵なこと!こんなおじいさんとなら、私も恋したいと思ってしまうくらいでした(●^o^●) そして、全てが上手くいくかと思いきやのどんでん返し。予想出来ていたはずなのに、ひっくり返し方が、鮮やか且つ大胆で、惹き付けられてしまいました。わからなかったのは、何故、ヴァージルが騙されなければならなかったのか?そして、クレアという女性の真意は・・・?それが解らなかったので、「何があっても・・・」という、彼女の言葉を、見終わった後もどこかで信じてしまっている自分がいます。残るのは、切なさと深い喪失感と何故?という気持ちのみ。完全にヴァージルと同じ気持ちになってます(苦笑)物語を彩る、彼の素晴らしい絵画コレクションと、それが壁一面に飾られた豪華さと、心ときめく古い機械人形の修復作業も素敵でした。それに気を取られてたから騙されちゃったのですが(;_;)人は、謎が多ければ多いほど、怖いし、魅力的なのだなと思いました。今年ベスト10に入る秀作です(*^^*)2013年公開。

このデジログへのコメント

  • ユリ 2013年12月04日 01:37

    > 椿 四十郎さん
    絶対見逃さないでください~~9点ってつけたけど、10点かもって揺らいでます。やっぱり奥が深い!

  • ユリ 2013年12月04日 09:38

    > GRAYさん
    これは片思いだとしたら切なすぎますよ。やっぱり両想いがいいです。

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