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2013年06月23日 08:33
満塁であぁ…阪神・新井、先制機に二飛凡退
サンケイスポーツ6月23日(日)7時0分配信
(セ・リーグ、DeNA5-3阪神、7回戦、阪神4勝3敗、22日、横浜)阪神はDeNAに敗れ、リーグ再開初戦を飾れず。今季初の4連敗を喫した。一回一死満塁で新井貴浩内野手(36)は二飛に倒れ、押し出しによる1点止まりだったことが大きく響いた。首位巨人が敗れたためゲーム差は3のままだったが、これで12日の日本ハム戦(札幌D)から勝ち星なし。虎党は10日間も白星見てへん!! ホンマそろそろ勝ってや!!
3時間46分の長時間ゲームも、振り返れば一回がすべてだった。3四球をもらいながら、取れたのは1点のみ。あそこでもう1本-。和田監督の願いも空しく霧消。今季初の4連敗へと誘う魔の手に肩を叩かれたのは、プレーボール直後だった。
「1点で終わって藤井を立ち直らせた。(マウンドから)降ろすんだったら一回だった」
指揮官が悔やんだ。この試合まで今季2戦2敗。虎にとって難敵と化している藤井との対決。一死走者なしから大和が左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、鳥谷、マートンと連続四球。満塁の先制機に、新井は二飛に倒れた。短く振り返った新井の言葉に悔しさがにじんだ。
「(悔しいのは)一回のあそこだった」
高山が押し出し四球を選んだが、続く新井良も二ゴロに倒れ、結局1点どまりだった。五回にはマートンの2点二塁打で1点差に迫った直後の一死二塁。新井は右飛だった。
交流戦では打率・309とチームを引っ張ってきた主砲は三回、二死二塁から左前へヒットを放っていた。が、二走のマートンが憤死するツキのなさ。バットが勝敗に直結した形だった。
水谷チーフ打撃コーチは「藤井はよくなかったもんな。取れるときに取っておかないと」と一気に攻略できなかった打線を嘆いた。
結果的には五回に藤井を降板へと追い込んだ。だが、あまりにも遅すぎだ。首位巨人も敗れて、3ゲーム差は変わらないが、この足踏みはもどかしい。交流戦ブレークも挟んだこともあり、最後の白星から10日も勝利がない。
和田監督は「なんとか追いつこうという姿勢は出ていた。2連戦だったんでなんとか頭をとりたかったが、連敗せんようにあしたしっかりやります」と連敗ストップを誓った。今季63試合。まだ半数以上の試合を残すが、ここで浮かぶか沈むか-。最初の正念場が、やってきた。
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