- 名前
- なな♪
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- ※すみません。チャットはほぼ返信出来ません※ ログを書いているわりに返信が物凄く、遅...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
ネットのいい話?…自殺寸前からの復帰
2013年05月13日 23:37
ソープ嬢です。
5~6年前のある日、私にネット指名が入りました。
40代後半くらいの男性。
初めて指名をいただくお客さんだったし、私は顔出ししてないので、「なんで指名してくれたんですか?」と聞きました。
すると、「お店のホームページを見てなんとなくいいな、と思って。」とあいまいな答え。
(中略)
彼の手が、つめの手入れなど含めて普通の40代のオジさんよりも綺麗だったので「手、綺麗ですね。」と何気なくほめると、彼は急に黙り込んでしまいました。
そして、しゃくりあげるように泣きはじめたのです。
私は驚いて、一瞬フリーズしてしまいましたが、「え、何か気にさわること言っちゃいました?」と、うつむく彼の下にもぐりこんで目を合わせました。
泣いた理由を話し始めた彼。
なんと彼、プレイを終えて吉原を出たら、お母さんと一緒に心中しようと 思っていたのだとか!
お母さんは介護が必要で、そのために彼は仕事を休みがちになり、不況でそのままクビ。
貯金を崩して暮らしていたけどもう限界で、お母さんと旅立つ前に、最後にソープに来たんだとか。
彼の手が綺麗だったのは、お母さんの介護をするために清潔にしていたためでした。
そこに私がツッコミ入れたので、気持ちの糸が切れて彼は泣いてしまったんでです。
そして、彼が私をネット指名した理由も分かりました。
私、プロフィールに「元介護士」って書いてたんです。
実務はあまり経験ないんですが。
私は、困っちゃったんですが、スルーするわけにもいかず「お母さん、年金とかはもらってないんですか?」と聞くと、受給資格が無いらしく・・・。
接客時間は刻々と過ぎて、このまま返すのも気持ち悪いので、私が以前お世話になった弁護士を紹介しました。
放っておくと怖いので、個室から弁護士に電話して、これこれこういう人が相談に行くからお願いしますと頼み、彼には料金から1万円を返して、「これで相談してきなよ。」と言って、不安でしたがお見送り。
そして現在、私はもうすぐソープを上がるんですが、うちの店の今の主任が誰あろう、このとき、 私の前で泣いたお客さんなのです(笑)
弁護士を紹介した後、てんぱっていた私は、「うちの店、ボーイ募集してるみたいだから。」とまで言ってしまいました。
あの後、彼は私があげた1万円を握り締めて弁護士のもとに相談に行きその結果、お母さんの年金関連を調べたら受給資格が「ある」ことが発覚。
最悪だった彼の生活に希望の光がさし、そして彼はうちの店に面接に。
ボーイとしては年齢がオジさんすぎだったのですが、彼の前職がトラックドライバーで運転がうまかったこともあり、採用されて今ではいい感じに年とった主任です。
こうして振り返ると、けっこう感慨深いっすね~。
上がるまでがんばるぞ!
……私の話ではないけど、1人で介護をされてる方って実際は知らないだけで沢山いるんだろうなと改めて気づかされました。福祉関係、日本はもう少し改善すべき所がある気がするんだけどな(介護士さん等の給料値上げ等まだまだだし)。
このデジログへのコメント
いい話だと思う
年金や介護保険が受けられないからと
心中を思いつめなければいけないのは間違ってる
sasaoさん:ほんとですよね。それで悲しい事件も沢山起きてるし
トモ、64さん:そうなんですね。親と子供だけだと厳しいですよね
隣のトトロさん:そうですね介護…今後のこと考えさせられちゃった
コメントを書く