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成程話:人から信用されるには
2013年05月19日 23:55
齋藤孝氏の心に響く言葉より
【その義を正しくして、その利を謀らざれ】[小学](外篇 嘉言)
[義]を行い、それによって自分が利益を得ようと思う下心があってはいけない。
[義=人としての正しい行い]と[利=利益]なら[義]を優先させろということだ。
もちろん、大きな深い意味での[利]は常に考えている必要があるが、まずは[義]を優先することが大事である。
普通、利益といえば自分が得することを考える。
しかし、宮沢賢治は、遺作『雨ニモマケズ』のなかで、[ジブンヲカンジョウニ入レズニ(自分を勘定に入れずに)]と書いている。
それは、利益というものから自分を外して考えるということだ。
そして、[ミンナニデクノボウートヨバレ、ホメラレモセズ、クニモサレズ、サウイウモノニ ワタシハナリタイ(皆にでくの坊と呼ばれ 褒められもせず 苦にもされず そういう者に 私はなりたい)]と書いている。
結局、利益から自分を外して考えられる人は信用され、[彼に任せてみよう][彼はズルをしないからお金をまかせて大丈夫]と、一つ一つ小さなところから信用を得ることになる。
それが積み重なって、大きな信用につながっていく。
こう考えてみればどうだろう。
[自分は常に周囲の人たちから、“自分の利益ばかり考えて行動する人間かどうか”を試されている]と。
自分を勘定に入れずに行動していれば、たとえ、でくの坊に見えても、大きな仕事を任されるはずだ。
そう考えれば、正義を行なうことは、結局は自分の利益と矛盾しないということになる。
『[座右の銘]が必ず見つかる寺子屋の人生訓』小学館
昨今、出世するということにあまり興味を示さない人達は多いですが、齋藤孝氏は、この出世についてこう語る。
[出世するとは、私は[自分を信用してくれる人が増えること]だと考える。出世を望まない人はいても、信用のない人間になりたいと思う人はいないだろう。出世するとは、人から[あいつになら任せられる][あいつに頼みたい]と、自分の信用をアップしていくチャンスでもある。出世意欲がそれ程ではないのに、どんどん出世していく人を見るがいい。公私ともに信用をコツコツ築いている人物ではないだろうか](同書より)
会社だけでなく、色々な会でリーダーに祭り上げられる人は、自分の利よりも先に、公の利を先に考える人。自分の損得がギラギラと出てしまうような人は信用がない。セールスなども同じで、売りたいという気持ちがミエミエの人からは誰も買わない。[先義後利](荀子)
道義を先に行い、利益は後回しにすること。自分を勘定にいれず、人の利を先に考える人でありたいな
このデジログへのコメント
隣のトトロさん:ですね。こつこつとやっていくことかな
おはようさん!流石 教育者のデジコメですね!貴女小学校教員?
自分を信用してくれる人を沢山作る=出世
霧隠才蔵さん:(笑)私はアルバイターさんです。教育者さんではないです
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