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成程話:鷹の寿命
2013年05月06日 23:23
鷹は鳥類の中でも寿命が最も長いと言われ、中には70年程生きることができる物もいます。
しかし、実際にその長い命を全うする為には、40年という節目に必ず一つの大きな試練を乗り越えなければならないと言います。
鷹は40歳を過ぎる頃に、爪の老化が始まり獲物を捕らえ難くなり、くちばしは長く伸び過ぎ、もろくなり、羽が分厚く重くなりすぎ飛び難くなります。
そんな老練な鷹には二つの選択があります。
「このまま何もしないでただ死を待つか」或いは「自らを変える為に様々な苦痛に耐え生まれ変わるか」どちらかだと言うのです。
後者を選ぶ鷹は渾身の力を振り絞って絶壁に飛び上がり、巣をつくります。
最初は岩石を突いて痛みに耐えながら自らのくちばしを削り落とし、再び生え出るのを静かに待ちます。
新しいくちばしを手に入れた鷹はその生え出たくちばしで更なる痛みに耐えながら爪を剥ぎ取り、再生するのを更に待ちます。
そして最後の段階は、生え出た爪で、古い羽を1本1本抜き取っていくと言うのです。
鷹は生まれ変わる為に、ひたすら様々な苦痛に耐えて過ごします。
そして試練の時間を耐えぬいた鷹は、新たなくちばしと、新たな爪と、新たな羽が揃った翼で残りの30年、大空を再び優雅に飛び回るといいます。
70年の寿命の半ばで選択を迫られる。
40年程の命でそのままま尽きるか、或いは苦難を乗り越え、30年を新たな命で生きるか。
生まれ変わる為に要する試練の期間は150日だと言います。
40年目の節目に自分ならどちらを選ぶでしょうか?
更なる飛躍の為に、また大空を飛び回る為に、自分は苦痛に耐えられるか?
その覚悟はあるか?
そう聞かれているようでした。
家族、一緒に働く仲間、それを支えて下さるお客様、商売をさせて頂いている地域、そんな大切なものの為だったら、どんな苦痛や試練だって、笑って乗り越えられるかもしれない。
[大人物と小人物の差異は、一度意を決すれば、死ぬまでやり遂げるという覚悟があるかないかである]
byシェリング(ドイツの哲学者)
このデジログへのコメント
そうなんですか自然の厳しさですね
人間にもいい教訓です
聞いたことない話。でも大変に教訓的。ええ話を有難う。
連休明け、ガッツで過ごそうね。
りぶらさん:ですね長生きするかどうかも自分次第ですね
ベソさん:有難うございます5日以外GWは出っぱなしだったからあまり変わりないけど頑張ります!
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