- 名前
- たかふみ25
- 性別
- ♂
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 山形
- 自己紹介
- 基本的にメル友募集ですがご近所ならば逢いたいぜ。 クリエイター気取りのバカです。 ラ...
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【良い子の諸君】最終回-07。見送り。
2013年03月11日 17:53
宴もたけなわになり、一度閉会の運びとなった。
「それでは有希さんと琴さんの前途を祝して、三本締めですっ」
拍手が鳴り響く高瀬邸。
比較的関係の薄い大抵の参加客は帰路に着くのだった。
そんな参加客のひとりひとりに挨拶する有希と琴。
「……感謝」
「ありがとね~」
「頑張れよ~」
「おめでとさん」
「…………あれ」
その瞬間の有希の視線に千歳が気付き。
「どうかしましたですの?」
「……そこ。……引き留め」
有希が指した先に千歳が向かう。
すぐに戻る千歳。
「いなくなってましたわ」
「……ん。残念」
残念そうも、妙に嬉しそうな有希。
「どうしましたの?」
「……幽霊を見たようだ」
「ほへー。いいなぁ~。あたしも幽霊でいいから、兄さんに逢いたいよ」
「あらあら。幽霊なんて怖いわぁ~」
対称的な答えをする小春と琴。ふたりとも家族を死なれた過去を持つ。
「……小春が正解」
頭を撫でる有希。
「えへへ~」
「なんか嫉妬ですわ!」
「そういえば茜ちゃんは……」
「忙しいですっ!猫の手も借りたいですっ」
「ぴよぴよ~」
「竜の手ですか~」
「りのりの、りのりの~」皿の回収や、新たな料理の配膳に大わらわな茜とりのだった。
「うむ。美味である!」
「ハルカ、今夜はじゃんじゃん飲みましょ~」
「バカサラには負けないわ!」
皇帝ネロとサラと春夏が飲んだくれてる。てかネロ、あんた小学生だろ!
「葉子の神社で飲みを鍛え上げられたんだ」
それはお気の毒に。
というわけでパーティーは趣旨を無視してまだまだ続く!
「宴会の匂い……最大幸福~!酒もってこ~い」
「あああああ~」
火に油。たまたま立ち寄ったベンサム。
「あらあら、騒がしいわぁ~」
「……町中が気遣い。……感謝」
「あらあらないてんの?」
「……泣きたいがそんなふいんきじゃない」
「よしよし」
なでなで。
続く!
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