まず、相手の顎を見てごらん

人間の外見に関する話なので、誤解しないでもらいたいんだが、
ある意味、極めて微妙な話をする。
個人攻撃の類では一切ないので。俺の好きな人類学の延長線に
あると考えて欲しい。

顎（あご）の話ね。
徳川家１５代の歴史を調べると、調査などで家康の顎はそれは
頑丈だった。丸顔、固いモノを咀嚼する筋肉が発達して、いわゆる、
はかなさが微塵もない戦国の顔か？

咀嚼と、脳への刺激とは連動していて、かつ難しい問題に直面
していただけ、相当ごっつい顔をしていたろう。男としては現代
基準で言えば、ブオトコね。しかも考えることが多すぎるので、当然
シナプス結合は発達する。想像力とか連想力とか、こういう事件が
起これば、誰それが特をして、結果、どういう状況になるか？　じゃあ
どう対処するか、という思考の連なりをシナプス結合と呼ぶ。

将軍が、代を重ねるにつれ、柔らかい美食をして、生き残るために
知恵を絞らないとすれば、トーゼン、顎は発達しないし、脳も考える
ことをしないから、細胞が死ぬのは速いだろう。

結果、外見的には顎が細くて、頭も小さな小顔。一見、はかなげな美
男子になるわけ。
こりゃ使いモノにならんというので、存続のために徳川は、御三家から
将軍を入れたわけだ。吉宗とかね。暴れんぼう将軍だ（笑）。

脳に関しては、退化なんて実に簡単で、幼少期から子供時代、そして
青年時代でほぼ決まる。あと、食い物な。ハンバーグばっかり食わせる
親の子は、高い確率で頭が良くはならん。代わりに小顔で顎が細く、
可愛い男の子、女の子はできるかもしれんけど。

男性でも女性でも、まず顎を見る。俳優でもスポーツ選手でも、政治家
でもね。この顎が、一般人の目から見ても頼りないと、要注意。かっこ
よくて小顔でも、顎がしっかりしていればいいのよ。たとえば俳優さんや、
政治家なんかで「この人、雰囲気あるなー」と思ったら、顎のラインから
見ると、納得できると思う。

脳や前頭葉の問題は、個人差がある。本人が、どれだけ多くのシナプス
結合＝引き出しを持ってるかによるから。
ネットに張り付いて、どうでもよい情報を読み流しているだけでは退化する。
ゲームもそうだね。道筋が制作者によって決められているから、連想が奔放
に働くということはない。

たとえば、俺はネットを調べものに使うことが多いんだが、こんな連想をする。
ホットドッグ→ソーセージがメイン→茹でる？　焼く？　でずいぶん違うぞ→
シカゴ・スタイルってビーフ百パの茹で系がある→ピクルスを刻んだレリッシュ
をかける。ケチャップはあまり使わない→ピクルスは中欧の保存食→シカゴ
周辺はドイツ系移民が多かったのかしら？　なんてたどって調べて、屋台の
描写をする。「ケチャップかけないなんて邪道だろう？」なんて突っ込みを入れて、
「だまれ、ここはマニアックにシカゴ風でやる！」なんてセリフが飛び交う。

閑話休題。

顎に関しては、俺の言うことはたぶん正しい。見た目に顎が頼りないスポーツ選
手などあまりいないし、メジャーな世界で活躍している名選手ほど、ほれぼれする
ほどがっちりした顎と、それを支える上の筋肉が発達している。打撃の瞬間など、
顎、そして奥歯に想像を絶する負荷がかかる。

そこいら辺がはじまりで、どういう生活をするかによって、脳の発達度合いも
異なってくるわけだ。

結論ね。まず、顎を見よ。