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ネアンデルタール

2013年09月04日 03:38

忘れないうちに書いておこう。
3万3000年前から2万5000年の間、ヨーロッパでは最も
過酷な氷河期が訪れていた。

現代の研究では、この時期にネアンデルタール人クロマニヨン人
が共に存在していたと考えられる。

どちらも道具を使い、言語を使うホモ・サピエンスであった。
共通の先祖は40万年から60万年の間に生息していたハイデルベルグ人。
ここから両者は分岐したと考えられている。

ハイデルルグ人は、アフリカでも発見され、これは、ホモローデシアンズと
呼ばれているが、同種。
むしろ、ローデシアンズのアフリカの方が起源で、氷河期氷河期の間に、
北上したとされるのがハイデルベルグ人。

クロマニヨン人は、アフリカに残ったハイデルベルグ人(こちらの方が発見が
早かったからね)の直系と考えられ、ネアンデルタール人は、ヨーロッパ北上
したハイデルベルグ人の直系と考えられる。

どちらも発達した脳を持ち、潜在的な能力は同じだった。

ただ、ネアンデルタール人は、しだいに寒冷化していく氷河と戦わねばならなかった。
ハイデルベルグ人の男性は身長180センチ、体重100キロ。

ただし、この体型では、氷河期を生き残ることは難しい。ネアンデルタール人の体型は、
身長は小型化し、代わりに強力な筋肉を持っている。熱が逃げる表面積を小さくして、
筋肉をぎっしりと蓄えた体型だ。ずんぐり。しかし、脂肪筋肉がみっしり詰まっている。
なにしろ、化石人類でありながら、未だに筋肉の断片が付着しているというから、今の
我々には考えられないことだ。
寒さに対抗するには、筋肉は極めて重要な要素。

ただし、サバイバルに徹した種ゆえ、細かいことが苦手なのね。骨から、何を食べていたかが
特定されて、なんと肉食率85パーセントトナカイなどの動物を、棍棒や石器の槍で倒して、
その肉を食らっていた。肉弾戦で獲物を狩っていたわけ。これは、発掘された人骨から、骨折
の後が頻繁に見つかっていることから、そう結論づけられている。

サイの先祖にも突撃していたというから、その腕力は相当なものだったろう。

氷河期が緩やかな時代には、最強の人類であったはずだ。現に、イスラエルの、とある洞窟
で、クロマニヨンとネアンデルタールの人骨が同時に発見され、不思議なことにネアンデルタール
人の人骨の方が、新しいという。

ここいら辺の地域が、同じ先祖を持つネアンデルタールとクロマニヨンの初期の遭遇だったんだね。

両者に何が起こったかは、またの機会に。眠く……なった。

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